みつばが市有地活用 鶴ケ谷7.8丁目に商業・介護施設(仙台市)

[2019/7/6 宮城版]
 仙台市は、宮城野区鶴ケ谷7.8丁目の市有地等利活用事業者を、開発事業者のみつば(仙台市宮城野区、小松勝男代表取締役)に決定した。借地と売却地にそれぞれ複合施設と介護施設を建設し、保育所跡地約2652平方mは、住宅用地に整備して分譲する。市は月内に基本協定を締結し、不動産鑑定評価を行い、借地・売買の契約を結ぶ。
 同事業では、借用地と売却地の利活用事業と、借用地内約2000平方mの保育所用地造成工事を一括し、提案事業者を募集した。同社1者が事業を提案した。保育所は民営化するため、別途、整備運営者を募集しており、8月に決定する予定で、同事業の造成後、定員120人の園舎を建設する。
 みつばの提案では、借地約3555平方mは、30年間借地する計画で、敷地内約430平方mに2階建て延べ約600平方mの複合施設を整備する。施設計画は高齢者向け商業施設・クリニック・事務所を提案した。残りの面積1150平方mには駐車場と歩道を配置する。
 借用地内の保育所用地は造成する。売却地の1696平方mには、既存施設(熱源供給処理施設)を解体して、介護福祉施設を整備する。借地の造成や売却地内の撤去工事は、工事費の提案上限額が3億1300万円。月内に見積もり合せを行い、定期借地・売買の契約と同時に基本協定を結ぶ。
 工事はみつばが発注する。着手時期は、借地・売却地とも9月下旬以降を見込んでいる。既存保育所の跡地は、借地に新保育所が開所(2021年4月予定)以降、分譲用住宅地に整備する。保育所の解体工事費は1720万円を上限に、借地・売却と同時期に協定を結ぶ。契約は別途行う。

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