保育所新築を12月公告 用地造成工は遊佐組 深谷地区に木造870平方m(白石市・曽根学園)

[2019/9/26 宮城版]
 白石市は、福岡深谷地区の保育園用地造成工事を遊佐組(白石市)に発注した。敷地4067平方mについて載荷盛土などで粗造成まで仕上げる。用地には学校法人曽根学園(仙台市青葉区・滝上島雄理事長)が木造平屋870平方m規模の認可保育園を新築する。12月にも建築工事を入札する見通し。2021年4月の開園を目指す。
 造成工事の担当は白石市土地開発公社。20日に9社を指名して競争入札を開札した。用地は福岡深谷字青木29他の市道鳥越線沿いの農地で、造成では軟弱地盤対策として載荷盛土で圧密度を確保するほか、排水構造物や市道からの乗り入れ道路などを施工する。工期は20年4月30日まで。造成設計は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)が担当した。
 新しい保育園(仮称・白石深谷保育園)は定員90人とする。同学園が実施設計業務を東山設計(仙台市青葉区)に委託した。同社は基本設計も担当している。履行期間は事務手続きなども含め来年1月ごろまでを見込んでいる。
 建築工事は施設に関する設計がまとまり次第、同学園が主体となり12月にも入札手続きを開始する見通し。発注は同市の入札・契約方式に準じる。事務手続きなどは学園の依頼を受けて市が代行する可能性もある。施工スケジュールがタイトなため一部の建築工事は造成工事と重複する見込み。21年4月の開園を予定している。
 新保育園は、21年3月に閉鎖する白石市立深谷保育園の代わりとなる施設として市が整備・運営事業者を募集。6月に曽根学園を選定している。同学園は仙台市で保育士・幼稚園教諭を育成する仙台幼児保育専門学校や幼稚園・保育園、富谷市で小学校の児童クラブなどを運営している。

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