基本計画を15日公告 新庁舎建設/実績要件1万平方m以上(気仙沼市)

[2020/4/10 宮城版]
 気仙沼市は、新庁舎の建設に向け、基本計画策定支援業務の一般競争入札を15日に公告する意向だ。参加要件では、1万平方m以上の庁舎の基本計画か基本設計と、1万平方m以上の敷地造成設計をまとめた実績などを求める。業務の履行期間は1年間を設定。2021年度からは基本設計の作成に取りかかる見通し。
 新庁舎は、旧市立病院跡地(田中184)に建設する。敷地面積は1万9781平方m。平場の面積は約1万5000平方mで、想定駐車台数が約268台。建物は延べ1万1000~1万2000平方m程度を想定している。
 概算事業費は80億~91億6000万円を試算。財源は合併特例債や合併推進債、庁舎建設基金を活用する。概算事業費に幅があるのは、基本構想を策定する段階で、病院跡地への建設パターンとして3案に分けて試算したため。基本計画をまとめる段階で1つに絞る。
 1案は、敷地内にある既存の病院施設を全て解体し、庁舎を全て新築するもの。解体と新築、外構、調査設計費などの庁舎整備費が約83億円、造成の調査設計費と工事費が約7億5000万円、移転費が約1億1000万円で計約91億6000万円と最も事業費が大きい。
 2案は、既存の管理棟と増築棟を改修し再利用するもので、庁舎整備費に約71億4000万円、造成費に約7億5000万円、移転費に約1億1000万円の計約80億円を試算し、最も事業費が小さくなっている。
 3案は、増築棟のみを改修して再利用するとともに、4860平方m程度の新庁舎を建てるもの。この場合の事業費は、庁舎整備費が約76億5000万円、造成費が約7億5000万円、移転費が約1億1000万円の計約85億1000万円。
 このほか、現市庁舎の解体費や跡地の再整備費として、いずれのパターンでも約6億6000万円がかかると試算している。
 市が3月に策定した基本構想では、新庁舎への導入機能として▽高い耐震性能▽災害対策本部機能の充実▽市民活動・交流スペースの確保▽環境負荷の低い建築材料による仕様▽省エネ・創エネによるグリーン庁舎機能▽進化するICT機能への対応▽福利厚生機能の充実──などを挙げている。
 事業スケジュールは、21~23年度にかけて基本・実施設計をまとめるとともに、22年度で解体工事に着手し、23年度ごろから造成を始め、24年度ごろから新築工事を進める予定になっている。26年度までの完成が目標だ。
 市新庁舎建設の基本構想策定支援業務は国際航業(気仙沼営業所・気仙沼市)が担当した。

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