ショート併設で特養新築 9月にも一般競争を公告 名取閖上に定員90人(清恵会)

[2020/7/9 宮城版]
 社会福祉法人清恵会(大分県別府市・長浦文夫理事長)は、名取市閖上地区にショートステイを併設した定員90人規模の「特別養護老人ホーム三喜」を整備する計画だ。施設規模はRC造4階建て延べ約5600平方mを想定。9月にも一般競争入札を公告し、施工者を選定する見通し。2022年1月の開所を目指す。
 事業予定地は閖上1丁目257他。閖上西地区のほぼ中央部で、スーパーの「フーズガーデンゆりあげ食彩館」が立地する北側の敷地で、面積は約7500平方mの広さ。
 ここに定員80人の全室個室ユニット型(定員10人)の特養ホームと、定員10人のショートステイを併設した施設を建設する。現段階で建物の規模はRC造4階建て延べ約5600平方mとし、エレベーターを備え、1階にショートステイや事務スペース、2~3階に特養の利用者居室、共同生活スペースなどを設ける。4階部分は機械室や倉庫などを配置する。
 現在、設計を担当している北海道日建設計(北海道札幌市)と詳細を詰めているところ。ホーム名の「三喜」は、施設利用者・職員・地域の3者に喜ばれる施設に、という思いが込められており、建物の一部には地域交流スペースなども設ける計画だ。
 施工者の選定は一般競争入札を採用する見通し。
スケジュールは9月に公告し、10月の開札を想定。竣工は21年11月ごろを見込む。県からのサービス事業者の指定を受けたのち、22年1月の開所を目指す。
 大分に本部を置く清恵会は、別府市や札幌市、広島市で特養ホームやショートステイ、デイサービス、自立訓練事業所などを運営している。名取市が2019年度に募集した広域型介護老人福祉施設の整備事業者に選ばれており、閖上への進出について全国を視野に事業展開していること、そして閖上の復興支援の一助になればという思いで決めた。

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