同人設計が耐力度調査 長寿命化か改築を判断(石巻市の石巻中学校)

[2020/10/23 宮城版]
 石巻市は、老朽化が進んでいる石巻中学校の校舎と体育館について、本年度にそれぞれ耐力度調査を行う。耐力度調査業務は校舎と体育館を一括し、15日に指名競争入札を開札。同人設計(仙台市青葉区)が460万円で落札し、委託契約を結んだ。調査結果は、長寿命化か改築かを決める際の判断材料とする。
 来年4月には同校に門脇中学校が統合されるため、来年度の1年間は既存の校舎や体育館を継続利用する予定だ。その後のスケジュールは明確になっていないものの、早ければ来年度か2022年度にも設計を委託し、その後に工事着手となる見込み。
 老朽化対策工事の財源は、文部科学省の学校施設環境改善交付金を活用する。この交付金を使う場合は、統合から6年間で改修などの必要な工事を終わらせなければならない。
 石巻中の既存施設は、1971年から73年にかけて造られた。校舎はRC造4階建て延べ約5000平方mの規模。ほかに、S造平屋約1000平方mの体育館や、プールなどが設けられている。
 校舎は建設からすでに45年が経過し、耐震性能は問題がないものの、老朽化が進んでいる。市は2015年度から小中学校や幼稚園の老朽化対策工事を順次進めているものの、石巻中にはまだ手を付けていない。
 これまでに行った現地調査の結果、石巻中の校舎は改修の優先順位が高くなっている。耐力度調査をするに当たっては、体育館と一緒に行った方が学習環境に及ぼす影響も少ないと判断し、同じタイミングで耐力度調査することにした。
 9月補正予算には、耐力度調査業務の委託費として、校舎に460万円、体育館に370万円を計上していた。同業務の履行期間は2021年3月10日まで。耐力度調査で基準値を下回る場合は、改築することも視野に入れている。
 石巻中と門脇中は、泉町4丁目に隣り合う形で建っている。統合後は、門脇中を閉校し、石巻中の施設を継続利用する。統合後の学校名は、石巻中学校とする。石巻中の工事を進める間は、門脇中の施設を利用することになりそうだ。

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