高根沢町21年度当初予算素案 一般会計103億、建設費は13.5億円 土づくりセンター稼働へ工費

[2020/12/12 栃木版
 高根沢町は11日までに、2021年度当初予算素案を公表し、一般会計は20年度当初比3.5%減の103億9000万円で、うち普通建設事業費は20年度当初比42.5%減の13億5731万円となった。21年度は、土づくりセンターの施設整備工事、防災重点農業用ため池の調査、宝積寺南通りや宝積寺西通りの各種調査、JR宝積寺駅周辺の都市再生整備計画事業、仁井田第2水源池井戸更新工事、処理場増設工事などに着手するとしている。
=2面に建設関連事業と予算額

 一般会計の建設関連では、道の駅「たかねざわ元気あっぷむら」の維持管理費2297万円を計上。修繕等のほか、本館ファンコイル回り制御不具合機器工事、外部受水槽ろ過装置修繕工事を行うという。土づくりセンターは再稼働に向けて、簡易方式による施設整備(発酵棟)3億8765万円を計上した。防災重点農業用ため池防災減災対策推進事業には、1000万円を計上。計画的・効果的な防災工事等に向けて、施設の劣化状況や詳細情報を把握し、長寿命化計画の策定や、災害への安全性評価を行うとしている。

 町道108号線舗装修繕事業には2000万円を計上し、桑窪地内(L80m)で、21年10月~22年3月に工事を行うという。21年6月~22年3月に29橋の点検を行う橋梁修繕事業には、4405万円を計上した。

 都市計画道路の宝積寺南通り整備事業には912万円を計上。同事業は駅西第一土地区画整理事業地内から国道4号まで、都市計画道路区間の物件調査や不動産鑑定を実施。宝積寺西通り整備事業には、1584万円を計上。宝積寺駅西第二地区の都市計画等道路用地について、沿線地権者の意向調査、未相続共有地の取得、所有権移転等の業務のほか、整備方針も検討するとしている。

 都市再生整備計画事業には、1億2756万円を計上。JR宝積寺駅周辺で▽町道375号線改良工事(L200m、工期:21年7月~22年3月)▽街区公園2号整備工事(A2200平方m、工期:21年7月~22年3月)-を予定している。

 ICT教育推進事業には、タブレットパソコン(児童1人に1台)、高速ネットワーク環境、電子黒板、教員用パソコン等整備で6874万円を計上。学校給食センター整備事業では、施設や機器の修繕・改修で3338万円を計上している。

 特別会計のうち宝積寺駅西第一土地区画整理事業特別会計は、20年度当初比50.1%減の6050万円。21年度は街区画地の換地処分や登記を進めるとした。

 企業会計において水道事業の資本的支出は、20年度当初比50%増の2億3781万円で、仁井田第2水源池井戸更新工事を行うとしている。

 下水道事業会計の資本的支出は、20年度当初比44%増の6億4815万円で、処理場増設工事の事業費を増額している。

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