大日本で予備設計 検見川・真砂スマートIC(千葉市)

[2020/12/19 千葉版]

スマートICの設置予定箇所

スマートICの設置予定箇所

 千葉市は18日、検見川・真砂スマートインターチェンジ(仮称)の予備設計業務を大日本コンサルタント(千葉営業所・千葉市中央区)に委託したことを明らかにした。随意契約方式で委託し、落札額は860万円。美浜区内で東関東自動車道と接続するスマートICを新設する計画だ。

 件名は(仮称)検見川・真砂スマートIC予備設計業務委託(2-1)。同業務では、東関東自動車道との接続位置や道路構造などの検討を進めていく。履行期限は2021年3月25日まで。

 物流施設などが集積する千葉港など湾岸地域と東関東自動車道の東京方面とのアクセスは、市域外の湾岸習志野ICを利用する必要がある。そのため、移動時間の短縮による物流の効率化などの観点から、東関東自動車道にいち早く接続し、6車線化された国道357号の整備効果も最大限に発揮するため、美浜区内に検見川・真砂スマートICを新設する計画だ。

 設置予定箇所は、千葉西警察入口交差点付近から、国道14号と国道357号が分岐・合流する真砂交差点付近までの区間を想定している。

 同市では、早期の事業化に向け、国と協議する中で、構造などの検討を早急に実施する必要があることから、予備設計や環境影響調査、用地測量などに着手する。

 環境影響調査業務については、委託先を選定する一般競争入札の手続きを進めており、22日に開札する予定だ。この業務では、交通量の現況調査や大気質調査、騒音調査、振動調査などを実施し、報告書をとりまとめる。履行期限は21年3月19日まで。

 国土交通省は、スマートICの必要性を直轄で調査する「準備段階調査」について、検見川・真砂スマートICを採択。準備段階調査では、スマートICの準備段階で、国が必要性を確認できる箇所を選定し、直轄調査を進めていく。準備会での検討や調整が整い、関係機関で構成される地区協議会で決定した実施計画書が提出された箇所を新規事業化する。

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