庁舎整備に継続費 下水道局 2階建1200平方m増築(八千代市)

[2021/2/13 千葉版]
 八千代市(服部友則市長)は12日、19日開会の市議会定例会に上程する2021年度予算案を明らかにした。一般会計は前年度当初比0.3%(1億6000万円)増の総額584億1000万円。他の特別4会計と企業2会計を加えた市全体の支出規模は1058億2306万円で、同0.9%の増。5月に市長選挙が予定されていることから「骨格予算」として編成したものの、福祉関連の扶助費などを盛り込み、前年度とほぼ同規模の予算となった。上下水道局庁舎の移転先となる本庁舎第2別館の増改築および倉庫棟の整備工事に2カ年で総額13億3507万円の継続費を設定している。

 一般会計の普通建設事業費は34億6320万円。上下水道局庁舎の整備工事のほか、すてっぷ21大和田の更新に向けた旧千葉県八千代市教職員住宅の解体工事、村上橋補修工事などの増額により、前年度比7.2%のプラスとなった。

 主な新規事業をみると、上下水道局庁舎の整備工事には5億2129万円を計上し、併せて総額13億3507万円の継続費を設定。RC造2階建て延べ1200平方mの庁舎とプレハブ平屋700平方mの倉庫を整備するほか、市庁舎の一部として使用していた第2別館を改修する。建設場所は、市役所敷地内の駐車場。第2別館とは渡り廊下で連絡できるようにする。

 宅地事務事業には1123万円を投じ、大規模盛土造成地の安全性を把握するため調査を進める。このほか、最終処分場の集水ピット嵩上げ工事に1540万円、八千代台北子供の森施設整備工事に1470万円、八千代総合運動公園法面崩壊対策実施設計に784万円を確保している。

 一方、継続事業では、児童発達支援センター等整備事業に3億0235万円を充当し、併せて、2カ年で総額2億9209万円の継続費を設定。児童発達支援センター及びすてっぷ21大和田の更新に向け、既存施設を解体、新施設の実施設計に充てる。

 このほか、八千代台分署と第4分団詰所耐震補強等工事に1億6247万円、西部近隣公園整備工事に1億4909万円、阿宗橋一里塚整備工事に8843万円を配分している。

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