西部統合校に工事費 来年2月ごろ入札へ(宮城県 大崎市補正予算案)

[2021/9/4 宮城版]

統合校として活用する古川西中学校

統合校として活用する古川西中学校

 大崎市は市議会9月定例会に提出する補正予算案をまとめた。一般会計には12億2960万円を追加し、原案通り可決されれば当初からの累計を736億6919万円とする。予算の主な内容は学校教育環境整備事業として古川西部地区統合校関連の施設整備工事に3億7463万円を計上したほか、三本木パークゴルフ場の芝生の育成状況改善に向けた工事費7300万円、道路補修委託に1億5000万円、コロナウイルス感染症対策に向けた児童厚生施設のトイレ洋式化工事に896万円、体育施設のトイレ洋式化に712万円などを盛り込んでいる。

 統合校の21年度分の工事費を計上したことから、債務負担行為の変更も行っており、22年度を期限に限度額8億0371万円を改めて設定した。

 古川西部地区統合校は、学校教育環境整備指針(2012年3月策定)に基づき学校再編事業を進めているもの。同地区では、志田小学校、西古川小学校、東大崎小学校、高倉小学校、古川西中学校の5校を対象に義務教育学校と呼ばれる校舎一体型小中一貫校の導入を計画している。

 校舎は古川西中学校を活用する計画で、既存校舎の東側にRC造3階建て1800㎡の新校舎とS造平屋460㎡の屋内運動場、S造平屋50㎡のクラブ室兼体育倉庫、S造平屋150㎡の駐輪場を増築する。既存の特別・普通教室棟(RC造3階建て延べ2369㎡と同延べ1709㎡)についても改修を予定している。

 設計は岩見田・設計(東北事務所・仙台市青葉区)がまとめている最中で履行期限は12月15日まで。工事は2022年2月ごろに入札する準備を進め、議会で承認を得た後、正式に契約を行う。統合校の供用開始は23年4月を目指している。

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