千葉公園の水泳プール 大規模改築を検討 (千葉市)

[2021/10/28 千葉版]
 千葉市は、築60年以上が経過する千葉公園の水泳プールについて、大規模改築に向けた検討に乗り出す。今後、各競技団体の要望や市民ニーズ、整備費用などのライフサイクルコストを総合的に勘案し、必要な機能や規模を検討していく方針だ。

 千葉公園の水泳プールは、水連公認50mプール(9コース)や子供プール、徒渉プールのある屋外プール。敷地面積は8666平方mで、延床面積は705平方mとなっている。

 1960年7月に開設した施設で、建築から60年以上が経過し、施設の老朽化が著しい。公園全体の魅力向上や周辺地域の活性化を図るため、19年度に策定した千葉公園再整備マスタープランでは、大規模な改築を実施する方向性が示されている。

 市都市局によると、RC製のプール本体については、当面の供用に当たって老朽化により大きな問題が発生するリスクは低くなっている。ろ過設備については、ろ過タンクなど耐用年数が超過しているものもあることから、今後も機能を維持していくためには、対応が必要な状況だという。

 同市では、夏のプール開設期間の前後に点検するとともに、ろ過タンクの塗装や循環ポンプの交換など、各設備類の維持保全を実施し、プール運営に支障がないよう取り組んでいる。

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