22年度予算に資源化施設整備検討業務 規模や機能見直し(我孫子市)

[2021/12/14 千葉版]

リサイクルセンター(右)と新廃棄物処理施設の完成イメージ

リサイクルセンター(右)と新廃棄物処理施設の完成イメージ

 我孫子市クリーンセンターは、2022年度の当初予算に、廃棄物処理計画策定業務委託料766万円、資源化施設整備検討業務委託料として349万円を要求している。第2次循環型社会形成推進交付金地域計画の策定に着手、既設焼却炉の解体跡地を活用して整備する資源化施設について、「リサイクルセンター整備詳細計画」を見直し、施設規模や機能を再検討する方針だ。今後はPFI導入を含め事業手法を検討、既設焼却炉の解体が完了しだい整備に着手する。

 市は、我孫子市クリーンセンターで、第1期事業として新廃棄物処理施設の建設を進めている。23年度以降となる新施設稼働後の第2期事業では、旧焼却施設を解体撤去、その敷地南側に、ストックヤードを含めてリサイクルセンターを整備することを計画。

 市は、リサイクルセンターも含めた環境影響評価を実施するため、19年3月に「リサイクルセンター整備詳細計画」(未公表)を策定した。

 市では、同計画の策定から3年近くが経過していることから、循環型社会形成推進交付金の活用なども見据え、施設規模など詳細を再検討したいとしている。

 第1期、第2期事業を併せた「クリーンセンター整備事業に係る環境影響評価書」(20年3月)によると、ストックヤード含むリサイクルセンターの建築面積は約4500平方m。対象事業実施区域の面積は約3万0300平方m。

 処理能力は1日当たり36・9tを想定。処理方式は「破砕・選別」。対象ごみの種類は、粗大ごみ、不燃ごみ、資源(容器包装プラスチック類、ペットボトル、空びん類、空き缶類)、剪定枝木。

 整備スケジュールについては、23~25年度に設計および施工、25年度末の稼働を想定。リサイクルセンターの稼働後、粗大ごみ処理施設やプラスチック中間処理施設を撤去、緑地を整備する。

 リサイクルセンター整備詳細計画の策定は国際航業が担当した。

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