睦コミセン再整備へ設計 新年度予算案 安塚・上長田で新圃場(壬生町)

[2022/3/2 栃木版]

 壬生町は1日までに、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比10.2%減の166億円で、このうち普通建設事業費は、新庁舎建設事業の減少などで46%減の30億8400万円にとどまった。主な建設事業は、整備中の清掃センター基幹的設備改良事業などのほか、道路整備、睦地区コミュニティセンター再整備設計、六美北部地区土地区画整理事業、東武おもちゃのまち駅や国谷駅での整備事業、新産業団地整備事業、おもちゃ博物館や公園の長寿命化改修などを進めるとしている。 =2面に主要建設関連事業と予算額

おもちゃのまち駅にEV設置

 建設関連の新規事業を見ると、睦地区コミュニティセンターの再整備に向けた設計では327万円を配分した。工事は23年度以降を予定している。また、安塚・上長田地区では新たな圃場整備事業に着手するため、地形図作成業務に1069万円を配分した。

 継続事業は、5月連休明けに供用開始予定の町役場新庁舎建設事業で、ネットワーク整備や国体後に行う多目的広場の張芝工事などで7296万円を配分。おもちゃ博物館では、屋上防水や屋根改修で8830万円を予算化した。魅力ある公園更新事業には1億2800万円を計上し、各公園で新遊具設置や設備更新などの長寿命化事業を進めていく。

 東武鉄道の国谷駅前広場整備では、3003万円を計上。22年度から用地測量、物件補償や用地取得に着手し、これらの進ちょく状況を見ながら工事にも着手する。おもちゃのまち駅では、エレベーター設置へ3億2703万円を計上し、駅東西広場で整備する。

 新産業団地整備事業には、1045万円を盛り込んだ。計画地は羽生田産業団地の、主要地方道羽生田上蒲生線を挟んだ反対側を構想。22年度は地区界測量や、都市計画決定に向けた図書作成を行う。

 六美北部地区土地区画整理事業では、都市計画道路整備負担金や土地区画整理組合への補助金で2億5581万円を計上した。道路は二級町道56号に4501万円を計上し、北稲葉地内の道路や歩道を整備する。重要物流道路改良事業には1億4200万円を計上し、おもちゃ団地内の重要物流道路を整備。町道修繕事業には8479万円を計上した。

 企業会計は、水道事業の資本的支出に45.8%減の4億5136万円を計上した。事業を進めている南部配水場の更新工事、六美北部地区土地区画整理事業に伴う配水管整備、中央配水場から獨協大学に連絡する配水管の耐震化などを進める。

 下水道事業の資本的支出は、12.9%増の15億7210万円となった。下水道については、六美北部地区土地区画整理事業に伴う雨水管・汚水管の整備などを実施。農業集落排水は、旭町・星宮地区での管渠整備などを行う。

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