圏央道で山武PA検討本格化 概略設計に着手(NEXCO東日本)

[2022/6/29 千葉版]
 NEXCO東日本千葉工事事務所は、首都圏中央連絡自動車道に整備する山武パーキングエリア(仮称)の検討を本格化する。概略設計をオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)に委託した。簡易公募型プロポーザル方式で選定を進め、落札額は1330万円。休憩施設の型式や規模などを検討し、施設整備の方向性をとりまとめる方針だ。

 山武パーキングエリアについては、国や県、NEXCO東日本関東支社で構成する圏央道(千葉県区間)休憩施設調整会議で整備方針が示されている。設置場所は、山武市松尾町の山武郡市環境衛生組合ごみ処理施設の北側付近を想定。山武市や沿線自治体と連携し、地域活性化の施策や商業施設の設置なども検討している。

 概略設計業務では、山武市の麻生新田~松尾町古和地区を対象に、延長1680mの概略設計のほか、現地踏査や透視図・鳥瞰図の作成などを担当する。休憩施設については、圏央道の計画交通量などを踏まえ、分離型や集約型など休憩施設の型式を検討し、施設規模など整備の方向性をとりまとめる。履行期限は2023年2月5日まで。

 県内ではこのほか、神崎町で神崎パーキングエリア(仮称)と道の駅「発酵の里こうざき」の一体的整備を計画している。圏央道の4車線化に併せ、早期供用を目指している。

 圏央道の県内区間では、神崎パーキングエリアから高滝湖パーキングエリア(市原市)までの約75kmに休憩施設がないため、計画の早期具体化が求められている。

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