来年度に旧庁舎解体 振興計画実施計画 おもちゃ博物館を改修(壬生町)

[2023/1/13 栃木版]

 壬生町はこのほど、2023から24年度の町総合振興計画実施計画をまとめた。この計画では、将来都市像の実現に向けた施策体系や主要事業などを明らかにし、実施計画では2年間の予定事業を示している。建設関連では、現在工事を進めている東武おもちゃのまち駅エレベータ設置などのほか、道路や上下水道等のインフラ整備、新庁舎の跡地利活用、旧庁舎の解体工事、おもちゃ博物館改修等事業、壬生スマートIC設置への検討、学校施設の長寿命化改良などを挙げている。=2面に総合振興計画実施計画の建設関連事業一覧

 総務課では、旧庁舎解体事業で23年度に2億円を計上して、解体工事を行う。また総合政策課では、本庁舎跡地利活用検討事業で23年度に971万円を計上した。この事業は、町役場旧庁舎跡地の利活用について23年度に事業者を選定し、24年度に施設の設計・工事を行って25年度の供用開始を目指す。

 健康福祉課では、就労支援施設むつみの森・こども発達支援センタードリームキッズ施設長寿命化事業で23年度に2720万円を配分し、こども発達支援センタードリームキッズの空調設備更新工事を実施する。

 商工観光課では、新産業団地整備事業に23年度に5300万円、24年度に5億円を計上した。計画地は、羽生田産業団地から主要地方道羽生田上蒲生線を挟んで東側の中泉地区にある約20ha。町は県へ産業団地の整備を要望しており、県は要望を受けて事業に取り組む方針。3から4年後を目途に、産業団地の分譲を目指す。

 おもちゃ博物館改修等事業は、23年度に1億3128万円、24年度に2918万円を計上した。23年度は外壁や受変電設備の改修、24年度は排煙窓や自家発電設備の改修を予定している。みぶハイウエーパークの改修工事は23年度に3301万円を計上し、調整池の堆積土除去、緑地の樹木伐採、あずまやの撤去を実施する。

 生活環境課では、睦地区コミュニティセンター整備事業に23年度に4800万円、24年度に70万円を配分した。現在地に木造平屋建ての施設を整備する計画で、設計はオーガニックスタジオ(壬生町)が担当している。

 建設課では、町道整備で、社会資本整備総合交付金による道路改良事業で23年度に1億2180万円、24年度に1億6000万円を計上。おもちゃ団地内の重要物流道路改良事業については、23年度に1億7300万円、24年度に2億0900万円を計上した。

 道路はこのほか、町道単独道路整備事業で23年度と24年度にそれぞれ7000万円、町道修繕事業で23年度と24年度にそれぞれ1億4700万円を計上している。

 都市計画課は、壬生スマートIC検討事業で23年度に1370万円、24年度に4000万円を計上した。現在のところ、整備に向けた基礎資料を作成し、実施計画を策定する予備設計をシーアイエス(宇都宮市)に委託している。

 JR東武線の駅整備では、おもちゃのまち駅バリアフリー整備事業で23年度に1億6026万円を計上してエレベータ工事を進めるほか、国谷駅前広場整備事業で23年度に1億5020万円、24年度に1億5010万円を計上し、駅前広場の整備などを進める。

 公園は、魅力ある公園更新事業で23年度に3600万円、24年度に1億0500万円を計上し、各公園で新遊具設置や設備更新などの長寿命化対策を行う。墓地である聖地公園整備事業には、23年度に2081万円、24年度に5000万円を計上している。

 水道課では、配水管整備等を行う配水設備事業で23年度に3億0003万円、24年度に3億0035万円を計上した。

 下水道課では、水処理センターの改築更新事業で23年度に4億5540万円、24年度に6億0400万円を計上した。公共下水道事業の汚水では23年度に1億1580万円、24年度に6080万円、雨水では23年度に1億3575万円、24年度に1億0250万円を計上している。農業集落排水事業では、整備を進めている旭町・星の宮地区の事業で23年度に3億2400万円、24年度に531万円を計上した。

 学校教育課では、学校施設改修事業で23年度に4億7216万円、24年度に4億4788万円を計上した。23から24年度にかけて、安塚小学校普通特別教室棟や壬生小学校体育館の長寿命化改良工事を計画したが、壬生小体育館の工事は延期される可能性がある。スポーツ振興課では運動場整備事業で23年度に5800万円、24年度に6750万円を計上し、中学校の夜間照明をLED化する。

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