成績上位47社を公表 22年度工事成績(宮城県 仙台市)

[2023/9/13 宮城版]
 仙台市は、2022年度工事成績評定の上位47者を公表した(別表参照)。土木・建築・電気・機械の4工種で、同種工事3件以上の工事成績評定の平均点が80点以上となる。48社はすべて市内本店の事業者で、対象金額500万円以上の土木は86点の東北化工建設、建築は85点の中城建設が第1位となった。総合評価の加点と格付け決定に伴う主観点に加算される。

 工事成績評定は、100万円以上の工事を対象に、考査項目▽施工体制▽施工状況▽出来形・出来栄え▽工事特性▽創意工夫▽社会性──の6項目を監督員らが評価する。65点を持ち点として細別9項目の点数を加減し、工事特性と総意工夫、社会性の3項目を加点評価している。

 22年度は100万円以上の完成検査数が815件。このうち工事成績評定が80点以上は651件。対象金額は優良建設工事の表彰対象と同額で土木と建築が500万円以上、電気と機械が300万円以上とした。工事成績評定は総合評価での加点と、格付けを決定する基準点となる。

 総合評価では、過去5カ年度の上位実績の平均点で、最大6点を加点する。平均実績は型式別に土木が3件、舗装が5件、建築・電気・機械がそれぞれ2件。舗装工事を中心に緊急工事、除雪、無償の災害対応など困難業務の実績を加点する地域実績型は上位5件の平均としている。

 工事成績評定の評価項目はこれまで、評価期間を1月1日から12月31日までの暦年で、過去4年の上位実績の平均点を加点していたが、23年度から年度に見直し、過去5カ年度に変更した。格付けは経営審査事項と市が定める主観点を加えて決定している。工事成績評定は主観点で加減される基準点として過去4年間の実績を採用している。

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