JR千葉支社跡の解体着手 市民会館など再開発ビル建設へ(JR東日本)

解体工事が始まったJR千葉支所跡地

解体工事が始まったJR千葉支所跡地

 [2023/9/26 千葉版]

JR千葉駅に隣接するJR東日本千葉支所跡地の解体工事が始まった。施工はJR東日本ビルテック(東京都渋谷区)が担当。解体後は再開発エリアとなり、JR東日本が千葉市民会館などで構成する複合ビルを建設する計画。JR東日本建築設計(東京都渋谷区)が基本設計を進めている。

 施工場所は、千葉市中央区新千葉1-3ほかで、JR千葉駅に隣接している。解体の対象となるのは旧千葉支社と事務所2棟、旧ホテルサンシティ千葉の4棟で、総床面積は1万2100平方mとなっている。2024年7月の完了を目指す。

 千葉市は、老朽化している市民会館について、JR東日本が千葉支社跡地に建設する複合ビルに一体整備する方針。建物は市民会館のほか、商業機能、業務機能、宿泊機能、駐車場などで構成する方向で検討している。

 JR東日本千葉支社は、24年1月までに基本設計をとりまとめ、実施設計に着手し、早期着工を目指す考えを示している。

 同市とJR東日本は、22年4月に「JR東日本千葉支社跡地における千葉市民会館との一体整備に関する基本協定書」を締結。複合ビルに千葉市民会館を一体整備することで合意した。

 基本計画をみると、大ホールは多目的ホールとし、客席は1500席程度を想定。小ホールは現在と同規模の300席程度で検討していく。

 基本設計の与条件整理などの業務は山下PMC(東京都中央区)に委託。同業務では、事業者へサウンディングを実施し、ホール規模・諸室リスト・諸室条件を検討。再開発ビルの基本設計者に対して提供する情報の整理なども担当している。

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