南部地域で南北結ぶ道路計画 概略設計に着手(柏市)

 [2023/10/12 千葉版]
 柏市は、市南部地域で、南部クリーンセンター付近としいの木台付近を結ぶ、南北方向の道路(約1.3km)の調査研究に着手する。「南部地区道路整備に向けての方針検討及び道路概略設計業務」を一般競争入札で近く公告する予定だ。工期は5カ月。

 南部地域は狭隘な道路が多く、生活に必要不可欠な道路環境の充実が大きな課題となっている。そこで、同業務では、南部地域の南北方向を結ぶ幹となる道路について、ルートの比較や施工性を調査し、費用対効果を含めてその必要性を検討。道路概略設計を3通り(1.3km×3)まとめる。

 担当課によると、検討のための起点として、北側は県道白井流山線の「南部クリーンセンター入口」交差点付近や「柏リフレッシュ公園」付近。南側は、東武アーバンパークライン「高柳駅」の西側、高柳高架橋を渡った市道01143号線北端付近などを想定している。

 太田和美市長は、議会答弁で、南部地域の道路計画について、「(南部地域は)主要な道路がなく、幅員が狭い道路だけであるため、幹となる道路を整備することにより南部地域の道路ネットワークが大きく変わるものと思われる。南部クリーンセンター関連の道路整備事業の進捗状況を勘案しながら、地域の交通課題の解決に向けて調査研究を進めていきたい」と話している。

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