銚子商業高校を長寿命化 校舎改修やEV棟増築 (千葉県教育庁)

[2023/10/25 千葉版]
 千葉県教育庁は、県立銚子商業高等学校(銚子市)の長寿命化対策に着手する。海洋校舎を仮校舎として整備した後、校舎や体育館を大規模改修するほか、昇降機棟などを増築する計画。2024年度までに実施設計をとりまとめ、同年度内の工事発注、25年夏ごろの着工を目指す。

 改修するのは管理・普通教室棟(RC造4階建て延べ4055平方m)、特別教室棟(RC造4階建て延べ4150平方m)、昇降口棟(RC造3階建て延べ985平方m)、訓練棟(RC造4階建て延べ961平方m)、情報処理実習棟(RC造4階建て延べ1214平方m)、体育館(RC一部S造3階建て延べ3033平方m)、武道場(RC一部S造2階建て延べ1051平方m)の7施設。

 増築を計画しているのは昇降機棟(S造4階建て延べ45平方m)と電気室棟(RC造平屋45平方m)の2棟で、倉庫棟(S造平屋22平方m)は解体する方針だ。

 24日に実施設計業務の委託先を選定する簡易公募型指名競争入札の手続きを開始した。応募資格要件として、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることや県内に本店があることのほか、業務実績などを求めている。

 25日から11月8日まで応募調書資料を受け付ける。20日に指名通知し、12月6日から7日まで入札書を受け付け、7日に開札する予定だ。

 県教育施設課は、実施設計の成果を踏まえ、24年度中に工事を発注したい考えだ。県議会での工事請負契約締結議案の承認を経て、25年夏ごろの着工を目指している。

 大規模改修工事を進めていくため、海洋校舎を仮校舎として整備する。実施設計業務をAKデザイン(銚子市)に委託した。小規模なプレハブ校舎の設置なども検討しており、24年度に工事を進めていく方針だ。

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