二十世紀が丘消防署の改築設計着手(松戸市予算)

[2024/2/16 千葉版]

 松戸市の本郷谷健次市長は2月15日の定例記者会見で、2024年度予算案と主な事業を明らかにした。一般会計は前年度当初比8.6%(145億6423万円)増の総額1839億5000万円。他の特別8会計と企業3会計を加えた市全体の支出規模は3642億5237万円で、同6.2%の増。新拠点ゾーンや新松戸駅東側地区におけるまちづくりや学校環境の整備に要する経費を計上、一般会会計は過去最大となった。新松戸駅東口に駐輪場を新築するほか、全ての体育館にエアコンを設置するための設計や二十世紀が丘消防署の改築設計に着手する。

 一般会計の普通建設事業費は158億9103万円(前年度比73.5%増)で、補助事業費が29億9769万円(同15.4%減)、単独事業費が128億9333万円(同129.8%増)。新拠点ゾーンにおける国有地の取得費38億円を計上することから大幅なプラスとなった。

 主な事業をみると、小中高校と学校以外の体育館の冷房化に2億7924万円を計上、25年度の施工に向け設計に着手する。室外機は、停電時にも使用できるよう停電対応型の採用を想定。工事費は小中高校だけで約61億円を見込む。

 小金北小学校の長寿命化改修設計には2カ年で1億0271万円の債務負担行為を設定、26年度の着工を目指す。

 スポーツ施設整備基本設計には4000万円を投じ、旧根木内東小学校にラグビー兼サッカー場、スポーツクライミング施設、BMX場を整備する。文書庫として使用している校舎は解体、27年度の竣工、28年度のオープンを見込む。

 新拠点ゾーンのまちづくり関連では、国有地の取得費のほか、相模台公園南側に隣接する土地の取得費2億7042万円、旧相模台住宅1号棟解体工事費4006万円を計上している。

 坂川散策路の整備には工事費として7000万円を投じ、石畳風の舗装に改修、ライトアップや足元灯を整備する。事業期間は26年度までの3カ年、整備延長は約500m。

 二十世紀が丘消防署の整備事業には設計費として7554万円を充て、老朽化した消防署庁舎を現地で建て替える。

 新年度予算案には、このほか、新松戸駅東口第1自転車駐車場新築工事費2億2187万円、新松戸中央公園再整備工事費1億4924万円、和名ケ谷スポーツセンター温水プール屋根改修その他工事費1億4626万円、スケートボートパーク新設工事費5300万円を盛り込んでいる。

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