区画整理を来年8月着工 宮城県 富谷市の成田二期北地区鹿島ら準備委が計画縦覧

[2024/3/9 宮城版]
 富谷市成田二期北土地区画整理事業が組合施行で行われる計画となっており、2025年8月の造成着工、32年3月の工事完了を予定している。開発面積は198.7ha。同事業で業務用地を生み出し、高度電子機械産業などの集積を促す。土地区画整理組合の設立準備委員会は鹿島建設東北支店が代表(事務局)となっている。来年6月に区画整理組合を設立し、業務代行方式で区画整理事業を進める想定だ。

 同事業の計画地は、富谷市の成田地区と穀田地区で、JR仙台駅から北方約13kmに位置し、東北自動車道、仙台北部道路、主要地方道仙台三本木線に隣接している。

 この地域は県都市計画区域マスタープランで高度電子機械産業等の機能強化・誘致を図る地域の一つに位置付けられている。また、同事業の実施区域は富谷市都市計画マスタープランで産業拠点としての「工業地」に位置付けられている。

 当初は誘致企業を特定し、その求めに応じて土地を造成するオーダーメード型の土地区画整理事業を予定していたが、状況の変化に伴い、複数の企業へ土地を分譲する土地区画整理事業に変更した。施行期間は2025年6月~2040年10月を予定している。

 8日に縦覧を開始した同事業の環境影響評価準備書によると、開発面積が198.7ha。土地利用の内訳は、業務用地が113.7ha、道路用地が10.3ha、自然緑地が42ha、造成緑地が26.1ha、調整池が5.9ha、管理用通路などが0.6ha、下水道用地が0.1haを計画している。

 業務用地は28区画に区分する計画で、区画の規模は約30haが1区画、約10haが1区画、約8haが1区画、約7haが1区画、その他が2~3ha程度とする考え。建物の高さは30haの区画で最大約60m、その他の区画は10~15m程度を想定している。

 業務用地には電子部品・デバイス・電子回路製造業、情報通信機械器具製造業などの集積を目指す。従業員数は約6100人、用水需要量は浄水が日量約732立方m、工業用水が最大で日量10万立方mを見込んでいる。

 現在の土地利用状況は、田・畑が3.9ha、山林が170.2ha、宅地が0.1ha、ため池などが6.8ha。

 区画整理の工事は樹木の伐採、防災工事、土工(造成)、調整池の設置、雨水排水と汚水排水の関連工事、上水道と工業用水道の関連工事、道路工事を行う。

 造成は切盛土量に877万立方mを見込む。原則として土砂の場外搬出入はない。事業実施区域の南側で富谷市による都市計画道路の築造が予定されており、そこで発生する土砂の搬出先が決まらない場合、その一部を事業実施区域内で仮置きを受け入れる可能性がある。法面は緑化し、盛土法面を樹木植栽とする。

 調整池は容量が10万8710立方mの1号と10万6600立方mの2号を整備する。

 区画整理事業の環境影響評価準備書は4月8日まで県庁や富谷市役所で縦覧している。

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