旭と館山で待機宿舎を建て替え 設計に着手へ(県警本部)

[2024/5/31 千葉版]
 県警察本部は、待機宿舎の建て替えに乗り出す。旭第二宿舎(旭市)は県有地への移転、館山第一宿舎(館山市)は現地での建て替えをそれぞれ計画している。設計業務2件の委託事業者を選定する簡易公募型指名競争入札の手続きを進めており、6月13日まで応募調書資料を受け付けている。

 旭第二宿舎は、JR旭駅近くの県有地に移転して建て替える。施設の構造・規模はS造3階建て延べ900平方mを想定。2025~26年度の2カ年で工事を進め、27年度に既存建物を解体する方向で検討している。

 館山第一宿舎は現地での建て替えを計画。施設の構造・規模はS造3階建て延べ1200平方m。25年度に既存建物を解体し、26~27年度の2カ年で新築工事を進めていく方針だ。

 設計業務には待機宿舎の新築設計のほか、既存庁舎の解体設計も含まれる。履行期限は2025年3月まで。

 簡易公募型指名競争入札の応募資格要件は、県建設工事等入札参加業者資格者名簿の建築関係建設コンサルタント業務に登載されていることや県内に本店があることのほか、業務経験などを求めている。7月8~9日に入札書を受け付け、10日に開札する予定だ。

 県は、23年3月に改定した「千葉県県有建物長寿命化計画」に基づき、老朽化や施設のあり方の検討状況を踏まえ、大規模改修や建て替えを計画的に進めている。県有建物の整備計画の中で、両施設はII期(23~27年度)に事業着手を目指す施設に位置付けられている。

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