2025年1月工事開始 施工者の選定へ(若松二丁目住宅建替組合)

[2024/6/8 千葉版]
 南船橋駅前の分譲マンション「若松二丁目住宅」の建替組合(新藤昭典理事長)は、第1期工事として3棟延べ8万3208平方m、1006戸のマンション建て替えを進める。1日に新しいマンションに入居するための住戸選定が完了したことから、夏ごろに開催する総会で、権利変換計画と事業計画の変更を議決し、船橋市に提出。11月末までに既存建物からの退去を完了し、2025年1月ごろから解体工事を進め、25年度中に新築工事に着工。28年夏ごろの竣工を目指すことにしている。

 事業計画によると、1期工事として、敷地面積4万2294平方mのうち、西側の3万1682平方mにA~C棟3棟を新築。その後、2期工事として、東側の保留敷地約1万0600平方mに約300戸の共同住宅を建設する。

 同事業では、野村不動産、日鉄興和不動産、旭化成不動産レジデンス、三井不動産レジデンシャルの4社が組合員として建替組合に参加、保留床の販売などを担当する。コンサルタントは、ネクストアーキテクト&アソシエイツ。

 現行の資金計画では、調査設計計画費9億4000万円、土地整備費等14億円、工事費243億円、事務費等3億9000万円、借入金利息2億5000万円、借入金支出118億6800万円を概算しているが、建設資材などの高騰に伴い工事費は上昇する見込みだ。

 実施設計と施工業者の選定については、長谷工コーポレーションら大規模マンションの建築に実績のある建設会社に見積もりを依頼するなど、選定に向けた検討を進めており、解体工事の委託事業者についても、今後、選定する。

 京葉線「南船橋駅」南口では、商業施設「三井ショッピングパークららテラスTOKYO-BAY」や、「千葉ジェッツ」のホームアリーナとなる大型多目的アリーナ「ららアリーナ東京ベイ」がオープンするなど、南船橋エリアは、臨海部の新たな玄関口として注目されている。

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