市川・松戸の2市長が北千葉道路を合同視察 早期整備へ連携確認

[2025/7/16 千葉版]

仮称・北千葉ジャンクションの整備予定地付近を視察する左から田中市長と松戸市長

仮称・北千葉ジャンクションの整備予定地付近を視察する左から田中市長と松戸市長

市川市の田中甲市長と松戸市の松戸隆政市長は15日、北千葉道路の市川市と松戸市区間のうち、国の直轄権限代行事業により事業着手している仮称・北千葉ジャンクション周辺を視察した。田中市長は、「50万都市同士の中心地になるとの発想をもって取り組む」、松戸市長は「未来に向けてのあたらしいまちづくりを進めたい」と語り、ともに両市連携による道路整備と、新たなまちづくりに意欲を示した。

両市長がともに北千葉道路の事業区間を視察するのは初めて。市川市と松戸市は昨年10月に行政パートナー協定を締結しており、「地域住民に協力をいただきたいとの想いを両市長が一緒になって示すなど、本気になって道路をつくっていくとの意思表示」(田中市長)として実現した。

視察では、市川市立中国分小学校そば、外環道にかかる「なかこくにこにこ歩道橋」の橋上から、事業計画の概要などの説明を受けながら、仮称・北千葉ジャンクションの整備予定地を確認。

続いて、千葉商科大学稲越グラウンド北側の、市川市・松戸市の市境箇所に移動し、整備予定地を歩きながら、土地利用の現状などを確かめた。

視察後、記者の取材に応じた田中市長は、「松戸市長と2人で視察できたことは意義深い。住民のみなさんによく理解してもらえるよう十分に配慮しながら、整備計画を進めていけるように努めたい」と表明。

松戸市長は、「あらたなまちをつくる産業集積を含めて非常に重要な路線であり、田中市長との視察は(整備に向けた)大きな一歩となった」と手ごたえを語った。

また、地域の将来像について、田中市長は、「この地域は施設の偏在もみられ、住民の住みやすいまちになっていなかった」と指摘し、「両市で協力し合いながら50万都市同士の中心地になるとの発想をもって取り組む」と意欲を示し、松戸市長も、「産業の誘致も含め未来に向けてのあたらしいまちづくりを県、松戸市と連携しながら進めたい」と応じた。

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