1期工の規模縮小 新庁舎 4階建から3階建・塔屋に変更(桜川市)

[2025/7/19 茨城版]
 桜川市は、24-28年度で整備計画を進めている「市新庁舎建設工事(1期工事)」で、設計を変更し規模を縮小する。当初計画では、新庁舎の規模を4階建て延べ8277平方mとしていたが、計画変更後は3階+塔屋階建て延べ6681平方mとする。構造については未定としている。

 新庁舎は現大和庁舎のある羽田に整備。今回の変更では新庁舎4階に計画していた市議会エリアを東庁舎3階に配置するほか、1階の多目的スペースの縮小や1階のスロープ削除、出入り口の向き変更などを行う。また、市議会の全員協議会室と委員会室は新庁舎の会議室を共用。書架は新設せずに周辺施設を利活用する。

 1期工事はDB方式(設計・施工一括)で発注。株木建設・大貫工務店・柴建築設計事務所・河野正博建築設計事務所JVと60億9070万円(税込み)で請負契約を結んでいる。工期は25年3月8日から28年10月31日までで、工事開始は26年2月を予定している。

 順調に進めば、27年末に新庁舎を開庁。その後、西庁舎の解体と東庁舎の議会エリア改修を経て、29年当初に新東庁舎の開庁も予定している。

 続く2期工事では、北倉庫と西車庫に代わる新たな車庫・倉庫棟を庁舎北側の現北倉庫敷地に新設する。施設規模は車庫が194平方m、倉庫が666平方m。3期工事では、現西庁舎と西車庫を解体後、敷地内に第3駐車場を整備するもので、駐車場舗装のほか、外構工事を予定している。

 2期工事の発注は26年度、3期工事は28年度を見込む。いずれも市内業者など地元業者を対象にした一般競争入札で行う考えだ。

 市では変更設計案について、パブリック・コメントを8月8日まで募っている。詳細は、公共施設建設課(電話0296-58-5111)まで。

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