一体的な活性化へ 土浦港と周辺地区 事業提案募集でプロポ(県港湾課と土浦市)

[2025/11/7 茨城版]
 県港湾課と土浦市は、土浦港と周辺地区の広域交流拠点整備事業で、事業提案者の選定に向け公募型プロポーザルを開始した。官民連携による水辺空間のにぎわい創出を目指し、港湾施設の有効活用を図ることを目的としたもの。マリーナや土浦港を含めた水辺空間について、霞ヶ浦を身近に感じる観光・レクリエーション拠点として整備・活用し、一体的な活性化を図る。

 対象地域は県が管理する土浦港の新港地区(A地区)と川口地区(D地区)、市が所有する広場・マリーナ(B地区)、りんりんポート土浦(C地区)の4カ所。事業提案の内容は、土浦港周辺広域交流拠点基本計画のコンセプトに沿っていることのほか、▽霞ヶ浦を活用した水辺空間▽交流人口の増加やにぎわいの創出に寄与する計画▽新港地区の一部と新港橋はサイクリングロード・つくば霞ヶ浦りんりんロードとなっているため、自転車の走行に適さない工作物の設置や路面整備を行わないこと▽水資源機構関連施設の機能を損なわないこと──などとする。

 2024年度にはサウンディング型市場調査を実施。土浦港地域では水上レストランやマリンスポーツ場、市有地ではグランピング施設や野外シアターなどの意見が出た。

 応募スケジュールでは、公募関心表明書を12月12日まで提出できる。この公募関心表明書は応募要件ではないが、土浦港などの施設に係る資料や周辺道路図などの別途配布資料の入手、質問受付には必須となる。質問受付期間は26年1月30日まで、2月13日までに回答する。

 参加申込は2月27日まで受け付け、3月上旬に資格審査結果を通知。3月中旬-下旬に提案書類とプレゼンテーションによる審査を実施する。申込者ごとに日程を指定し、土浦市役所内で行う。3月下旬に選定結果を通知・公表、4月に基本協定を締結する。参加申込の提出方法は郵送または持参。

 提出・問い合わせは土浦市都市整備課まちづくり推進室(電話029-826-1111、内線2266、担当は長坂・森田)まで。

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