[2025/11/7　宮城版]
　東北地方整備局は、5日付で発注予定を更新した。県内の工事は、仙台法務総合庁舎の機械設備改修その他工事と、東北管区警察学校の講堂機械設備改修その他工事を一般競争入札で発注する。2件とも入札手続きを公告したが、参加者がなく中止に終わっていた。月内に再公告する予定だ。

　仙台法務総合庁舎の工事は、施工場所が仙台市青葉区片平1丁目3-1で、同庁舎の空調機器、ダクト、配管類の撤去・新設や、これら機械設備工事に伴う建築工事と電気設備工事を実施する。

　具体的には機械室などに敷設されている空調用縦配管を新設・撤去した後、各階の室内に設置されている空調機器や配管を撤去・新設する。工事は事務室での執務を行いながら進める。

　概算工事規模は3億円以上8億1000万円未満。工期は約24カ月。工種は暖冷房衛生設備工事で、A等級だけでなく、B等級の参加を可能とする予定。

　同庁舎はRC造地下2階地上12階塔屋2階建て延べ1万3352平方ｍの規模。築36年が経過しており、空調の配管が経年劣化で腐食している。機械設備改修工事の設計業務は企画設備設計に委託した。機械室の空調設備は更新済み。

　東北管区警察学校の工事は、施工場所が多賀城市丸山1-1-1で、RC造2階建て延べ687平方ｍの講堂にマルチパッケージ形のエアコン(GHP)を新設する。

　併せて、遠心送風機とダクト類の撤去・新設や、エアコン用ガス配管の新設、関連する建築・電気設備工事を施工する。

　概算工事規模は6000万円未満。工期は約6カ月。工種は暖冷房衛生設備工事。C等級だけでなく、B等級の参加を可能とする予定。