消防本部庁舎を更新 過疎計画 文化福祉会館で各種改修(大子町)
[2026/2/3 茨城版]
大子町は、過疎地域持続的発展計画の素案をまとめた。計画期間は2026-30年度の5年間。過疎地域の持続可能な地域社会形成と、地域資源などを活用した地域活力の更なる向上を図っていくため、計画内には施策区分ごとに各種事業を盛り込んだ。主なものでは、消防本部庁舎の更新や、文化福祉会館「まいん」の各種改修工事などを計画している。
過疎地域持続的発展計画は、現行の計画が本年3月末で期限を迎えることから、新たな5カ年計画を定めるもの。町では1970年に施行された過疎地域対策緊急措置法の過疎地域指定後、改定ごとに指定を受けた。過疎対策事業債の根拠となる過疎計画を策定することで、道路や施設整備などの過疎対策事業を進めている。新たな計画では、総合計画や公共施設等総合管理計画などの整合性を図りながら、引き続き各分野ごとに施策の展開する。
公共施設等総合管理計画との整合性については、施設保有量の最適化や、計画保全(予防保全)による長寿命化、民間活力の活用などを進めていく。施設保有量の最適化では、類似・重複した施設の集約化又は複合化や老朽施設の縮減などを図り、都市インフラ施設(道路、橋りょう、上水道)には予防保全の考え方に基づき長寿命化を進める。
主な事業のうち、現在の消防本部庁舎では施設の更新を検討していく。現在の消防本部庁舎(79年建築、RC造2階建て延べ1178平方m)は旧建築基準で建てられ建築から40年以上が経過した。施設・設備の老朽化が著しく、浸水想定区域内に位置していることから、防災拠点としての役割を果たせない恐れがある。町の公共施設等総合管理計画では、浸水対策を行った上で施設を耐震化または建て替えとするか、移転新築とするかなど方向性を検討するとしている。
2010年にオープンした町文化福祉会館「まいん」では、各種改修工事を計画。照明器具のLED化更新工事や高圧設備改修工事、外壁改修工事などを進めていく。老朽化が進んでいる中央公民館についても、計画的な改修や設備の充実に努めるとともに、施設の適正な維持管理に努める。
学校施設では、25年度に大子西中学校、南中学校、生瀬中学校が大子中学校へ統合。その他の学校についても適正な教育を図るため適正配置を検討する必要があるとしたほか、 老朽化に対する改築や改修を計画的に行い、学校施設の整備に努めるとしている。
このほか、観光関係では、観光交流施設の整備を進めるほか、観光物産館ややみぞホテル、福寿荘、袋田観瀑施設など、各種観光施設の施設や設備改修などを行う。町道整備では、町道3469号線(久野瀬)の改良工事(延長85.5m、W4m)など4路線、林道ではパノラマラインの法面補修などを盛り込んでいる。
計画の素案にはパブリックコメントが行われ、10日まで意見を募集している。
