有識者会議で県庁舎再整備の中間案 中庁舎など建て替え(千葉県)
[2026/3/18 千葉版]
千葉県庁舎の再整備を検討する有識者会議(座長・柳澤要千葉大学教授)の第3回会合が17日、千葉市内で開かれ、基本構想・基本計画の中間案が示された。中庁舎や議会棟などを建て替え、本庁舎を大規模改修する方向性が盛り込まれている。中間案を踏まえた配置案について意見を交わした。
県は、県庁舎敷地内にある5棟の建物について、将来を見据え、再整備のあり方や具体的な整備方針を示した基本構想・基本計画を2026年度末に策定する方針だ。
会議では、これまで検討した内容を踏まえた中間案を提示。整備方針では各棟について、建て替えと大規模改修の2つの整備手法を比較検討し、整備の方向性を整理している。
老朽化が著しい中庁舎(築62年)と議会棟(築50年)、南庁舎別館(築59年)は建て替える方針。本庁舎(築29年)は大規模改修を施し、南庁舎(築43年)は建て替えと大規模改修の両面で検討を進めていく。
庁舎の規模は諸室の目的や用途ごとに検討。執務機能(現況面積3万1324平方m)は3万9900平方m~5万5900平方mを概算している。このほか、危機管理機能(同1673平方m)、県民サービス機能(同2543平方m)、議会機能(同4860平方m)、共用部分(同4万3244平方m)の必要規模を検討する。
建物の配置パターンは[1]別棟(順次建て替え)[2]一体棟(高層)[3]一体棟・南庁舎残置[4]別棟(2棟同時施工)[5]一体棟(低層)──の5案を提示。このうち[3]~[5]案は羽衣公園を都川沿いに移転する計画となっている。
前回会議で委員から指摘のあった視点を踏まえ、配置パターンを再評価した。整備期間やコスト面では配置案[3]の優位性が高くなっている。委員からは整備期間やコスト、景観の圧迫感などを重要視する意見が出された。
基本構想・基本計画策定支援業務は日建設計(東京オフィス・東京都千代田区)が担当。
千葉市中央区の県庁舎敷地内には、本庁舎、中庁舎、議会棟、南庁舎、南庁舎別館の5棟の建物がある。今後、10年から20年の間に建て替えや大規模改修の時期を迎えるため、県庁舎の一体的で効率的な整備が必要となっている。
