高架橋の予備設計公告 仙台拡幅/国道4号篭ノ瀬~鹿の又(仙台河川国道)

[2024/5/14 宮城版]
 国土交通省仙台河川国道事務所は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬~鹿の又)で橋長約1・4㎞の高架橋を新設するため、予備設計業務を委託する。業務委託に当たり13日付で一般競争入札の手続きを公告した。5月28日まで参加申請書、6月23日まで入札書を受け付け、翌24日に開札する。

 高架橋は仙台市太白区郡山~同区東郡山間で、国道4号仙台バイパスと都市計画道路が交わっている篭ノ瀬交差点や鹿の又交差点を立体化するために新設する。現時点では橋長約1・4㎞、幅員15mを見込んでおり、橋梁形式に鋼やPCなどの混合タイプを想定している。径間数は予備設計業務の成果を踏まえて決める。

 同業務は件名が「仙台郡山地区橋梁予備設計業務」で、高架橋と一般構造物の予備設計をまとめる。一般構造物はアプローチ部分の擁壁・補強土で計4カ所が対象。業務の履行期間は2026年2月27日まで。受注者希望型のBIM/CIM活用業務となる。

 入札の参加資格は単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 篭ノ瀬~鹿の又の立体化事業は、都計道の上を国道橋(高架橋)がまたぐようにする。対象延長は1・6㎞。計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40m。起点側では笊川に架かっている橋長45mの笊川橋を架け替える。総事業費は約400億円。

 2021年度には道路の予備設計業務をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託。22年度には道路の修正設計業務を大日本コンサルタント(同)に委託した。

 現在は笊川橋の予備設計業務について一般競争入札の手続きを公告しており、22日まで参加申請書、6月16日まで入札書を受け付け、翌17日に開札する。

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