気仙沼で国道かさ上げ 切り回し道路の工事発注(宮城県気仙沼振興)

[2025/5/27 宮城版]
 県気仙沼地方振興事務所は、気仙沼市本吉町日門地区で国道45号をかさ上げする。現道をかさ上げするに当たり、切り回し道路を設ける。26日には切り回し道路の整備工事について一般競争入札を公告した。6月19日に開札する。来年度には切り回し道路の方に交通を切り替える予定。かさ上げ工事は来年度以降に発注する。

 県は日門地区で日門漁港に防潮堤を整備している。国道45号は防潮堤の背後を通っており、防潮堤の整備に伴ってかさ上げすることで地元と合意している。かさ上げの延長は320m。

 計画では防潮堤の天端と同じ高さにかさ上げする。場所によって異なるが、盛土して現道より3mほど高くすることになりそうだ。切り回し道路は防潮堤と45号の間に整備する。

 26日に公告した切り回し道路の整備工事は、件名が「日門漁港道路改良工事」。施工延長は300mで、工事内容が5020立方mの路体・路床盛土工、1740平方mの下層路盤工、計3340立方mの上層路盤工、1610平方mの基層工、1590平方mの表層工、延長30.7mの函渠工(プレキャストボックスカルバート)となる。

 予定価格は1億7700万1000円。工期は2026年9月30日まで。入札の参加資格は県内に本社があり、土木一式工事がS等級であることなど。6月16日まで参加申請書、同17~18日に入札書を受け付ける。

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