東北電子工業が立地 長沼第二工業団地に工場(宮城県 登米市らと立地協定へ)
[2025/6/10 宮城版]
登米市の長沼第二工業団地A区画に東北電子工業(石巻市)が立地する。同社は新たに自動車部品製造等の工場を新築する計画だ。登米市によると10月ごろの着工予定で、2027年6月ごろに一部を創業開始する見通し。16日には同社と県、登米市の3者による立地協定式を開催する。
長沼工業団地のA区画は、所在地が登米市迫町北方字大洞72-4他で、敷地面積が4万8011平方m。すでに造成済みで更地となっている。同社はここに約4737平方mの工場や、事務所、駐車場などを整備する計画。市は土地を同社に売却する。
同社は1980年2月設立の株式会社で、所在地が石巻市中島字新石湊71。事業内容は自動車部品の製造など。
立地協定式は16日午後1時30分から登米市中田農村環境改善センターで開催する。
長沼第二工業団地は、分譲面積が8.4ha。このうちB区画とC区画の2.9haが分譲済みで、すでに立地企業が操業している。今回分譲するA区画を除くと、残る空き区画は7000平方mのD区画のみ。D区画は立地企業を随時募集している。
同団地の概要を見ると、建ぺい率は60%、容積率が200%。都市計画は非線引都市計画区域内で工業専用地域。交通アクセスは東北自動車道築館インターチェンジ(IC)まで20km(25分)、三陸自動車道登米ICまで10km(20分)、石巻港まで50km(55分)。