岩沼に教舎と寮を増設 東北整備局が設計・工事(海上保安学校)

[2025/6/21 宮城版]
 海上保安庁の海上保安学校宮城分校(岩沼市)に教舎と寮の増設が計画されている。増設の設計や工事は同庁からの委任を受けて東北地方整備局が発注する。同局は本年度に設計業務を公募型プロポーザル、敷地調査を一般競争入札で委託する。

 設計業務は7月にプロポの手続きを公告する予定で、約13カ月かけて成果をまとめる。敷地調査は20日付で入札の手続きを公告しており、8月22日に開札する。

 海上保安学校宮城分校は仙台空港の隣接地にあり、ヘリコプターや飛行機の操縦を行うパイロットと、航空機の整備を行う整備士などを養成している。分校の敷地内には校舎や広瀬寮、機体実習室などが設けられている。

 敷地内では新たにRC+木造3階建て延べ1299平方mの教舎と、RC+木造3階建て延べ1605平方mの寮棟を建設する計画だ。

 設計業務は件名が「海上保安学校宮城分校寮その他(25)設計業務」で、2棟の新築と、既存校舎の内部改修、外構改修について基本・実施設計(積算含む)をまとめる。

 敷地調査は件名が「海上保安学校宮城分校(25)敷地調査」で、敷地の測量、地盤調査、磁気探査調査を行う。履行期間は12月19日まで。

 入札の参加資格は単体企業か設計JVで、県内に本社があり、東北地方整備局から地質調査業務の資格認定を受けていることなど。7月7日まで参加申請書、8月21日まで入札書を受け付け、翌22日に開札する。

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