高架橋の予備設計落札 パシフィックコンサルに ※国道4号仙台拡幅篭ノ瀬~鹿の又(仙台河川国道)
[2025/7/1 宮城版]
国土交通省仙台河川国道事務所は「仙台郡山地区橋梁予備設計業務」の一般競争入札で、パシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)を落札者に決定した。落札額は5459万円。予定価格は6800万円、調査基準価格が5458万円だった。開札日は6月24日。同業務では国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬~鹿の又)で橋長約1.4kmの高架橋を新設するため、予備設計まとめる。
高架橋は仙台市太白区郡山~同区東郡山間に新設する。国道4号仙台バイパスと都市計画道路が交わっている篭ノ瀬交差点や鹿の又交差点を立体化することが目的。現時点では橋長約1.4km、幅員15mで、橋梁形式に鋼やPCなどの混合タイプを想定している。径間数は予備設計業務の成果を踏まえて決める。
予備設計業務では、高架橋と一般構造物の予備設計を作成する。一般構造物はアプローチ部分の擁壁・補強土で計4カ所が対象。業務の履行期間は2026年2月27日まで。
篭ノ瀬~鹿の又の立体化事業は、都計道の上を国道橋(高架橋)がまたぐようにする。対象延長は1.6km。計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40m。総事業費は約400億円。
2021年度には道路の予備設計業務をパシフィックコンサルタンツ、22年度には道路の修正設計業務を大日本コンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。起点側では笊川に架かっている橋長45mの笊川橋を架け替えるため、本年度に予備設計業務をパシフィックコンサルタンツに委託する。