大草交差点を改良へ 橋梁架替の詳細設計着手(千葉市)

[2025/8/19 千葉版]
 千葉市は、大草交差点(若葉区)の改良に向け、詳細設計に着手する。渋滞の要因となっている変則的な十字路を解消するため、市道を新設して橋梁を架け替えるほか、右折レーンを設置する計画。詳細設計と併せて、用地取得を進め、早期の着工を目指している。

 若葉区大草町に位置する大草交差点は、国道126号と県道千葉川上八街線、千葉市道大草町67号線の3路線が交差。交差点の南側付近には二級河川都川が流れている。

 東西方面を通る国道126号から北側の県道千葉川上八街線と南側の大草町67号線の交差が十字ではなく、変則的な食い違い形状となっている。また、全ての方向で右折レーンが設置されていないため、右折車が滞留し、渋滞が発生している。

 これらの渋滞を解消するため、大草町67号線の接続位置を見直し、十字の交差点形状となるよう道路改良を施す。新たな大草町67号線を整備し、大草橋を架け替えるほか、右折レーンを設置する計画だ。

 新たな橋梁の形式は鋼単純合成H形橋。橋長は約24mを想定しており、逆T式の橋台を設置する。橋梁予備設計業務は構造エンジニアリング(千葉市中央区)が担当している。

 18日に新大草橋(仮称)の橋梁詳細設計業務について、委託事業者を選定する一般競争入札の手続きを開始した。道路(延長400m)や交差点の詳細設計も含まれている。

 同業務では、変則十字路の解消や交差点改良に伴い橋梁を新設するため、設計図書をとりまとめるほか、概算工事費を算出する。委託期間は2026年2月まで。

 一般競争入札の参加資格要件として、市内に本店があることや市測量・コンサルタント入札参加資格者名簿で土木関係建設コンサルタントに登録されていることのほか、業務実績などを求めている。22日まで参加申請、26日から9月2日まで入札書をそれぞれ受け付け、3日に開札する。

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