新マリンスタジアム計画着手 市民会館の計画修正も(千葉市)

[2025/9/2 千葉版]
 千葉市の神谷俊一市長は1日、記者会見を開き、4日開会の市議会定例会に提出する44議案の概要を発表した。補正予算案では、新たな千葉マリンスタジアムの基本計画策定や市民会館の基本計画修正などで債務負担を設定し、業務を委託する方針だ。会期は10月2日まで。

 補正予算の規模は、一般会計15億0700万円、特別会計24億3700万円の計39億4400万円となっている。

 千葉マリンスタジアムの基本計画策定について、26年度までに限度額2億6800万円の債務負担を設定。EYストラテジー・アンド・コンサルティング(東京都千代田区)がとりまとめた基本構想案を踏まえ、基本計画に着手する。幕張メッセ駐車場に移転・新築する計画だ。

 市民会館の基本計画修正に300万円を計上するとともに、26年度までに限度額3100万円の債務負担を追加する。市民会館の再整備に向け、JR千葉支社跡地に単独棟で整備するため、基本計画を見直す。

 北谷津温水プール再整備では2100万円を配分するとともに、26年度までに限度額1600万円の債務負担を設定している。事業者の選定に向け、アドバイザリー業務を委託する方針だ。

 産業用地整備支援建設負担金について、26年度から27年度までに限度額5億5800万円の債務負担を盛り込んでいる。中央区生実町に整備する産業用地・ネクストコア千葉生実について、建設資材や労務単価などの上昇に伴い、建設負担金を増額する。

 下水道管路施設の包括的維持管理について、26年度から28年度までに限度額12億1500万円の債務負担を設定。対象区域を美浜区に拡大し、包括業務を委託する。

 補正予算ではこのほか、市有施設の電力調達で限度額20億5000万円の債務負担、バス路線の維持確保施策検討2200万円などを盛り込んでいる。

 予算外議案では、工事請負契約締結議案2件を提案する。花見川消防署畑出張所改築工事を博興建設、生実本納線(赤井町地区)函渠整備工事を橋本・市原特定建設工事共同企業体とそれぞれ本契約を結ぼうとするもので、契約額は順に3億0228万円、16億5713万0200円となっている。

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