辰巳台東小学校の更新 複合化・移転を検討へ (千葉県市原市)

[2026/1/9 千葉版]
 千葉県市原市は、学校施設の更新事業で先行モデルに位置付けた辰巳台東小学校について、周辺の公共施設と複合化するとともに移転する方向で検討していることが分かった。検討会議やワークショップで出された意見などを踏まえ、2026年度までに整備基本方針をとりまとめる方針だ。

 辰巳台東小学校は、建設から60年以上が経過し、老朽化しているため、建て替えが必要となっている。そのため、民間のノウハウを活用しながら、地域に根差した学校施設を目指して施設の更新を進めている。

 学校や保護者、地域団体と意見を交わす施設更新検討会議で、「辰巳台東小学校の敷地よりも広い敷地」「体育施設や文化施設などとの機能集約や複合化」「小学校と中学校の一貫校化」を検討する方向性が示された。

 複合化の検討対象となるのは、辰巳台東小学校、辰巳台西小学校、白幡小学校、辰巳台中学校、辰巳公民館・辰巳台支所の5カ所。跡地については、売却や貸し付けなど、地域と協働で活用方法を検討していく。

 移転検討地については、複合化を踏まえ、まとまった土地が確保できる場所を想定。現敷地から西に約200m、辰巳台東、辰巳台西、白幡3つの小学校区のほぼ中央に位置する民有地を取得する方向で検討している。

 森正人資産経営部長は、これまで取り組んできたワークショップやシンポジウムなども踏まえ、さまざまな対話を重ねながら、小学校の更新を契機に、地域の将来を見据えたまちづくりを進めていく考えを示している。

 辰巳台東小学校の敷地面積は約2万3600平方m。施設の構造・規模は校舎がRC造3階建て延べ5860平方m、体育館がRC造平屋1133平方m。校舎は築63年が経過し、経年劣化が進む。

 市公共施設個別施設計画事業の第1期実施計画では、学校施設の更新事業を円滑に進めていくため、先行モデルを設定。最も老朽化が進んでいる辰巳台東小学校を選定し、周辺公共施設との機能集約などを検討している。

 公共施設個別施設計画の円滑化推進支援業務は明豊ファシリティワークス(東京都千代田区)が担当。同業務では更新事業やメンテナンスサイクル構築などを円滑に進めていくため、専門的、技術的な支援を担当する。業務期間は27年2月まで。

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