洋上風力発電の導入へ 千葉県旭市沖で調査着手 業務規模45億円(JOGMEC)
[2026/1/10 千葉版]
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、洋上風力発電の導入に向け、準備区域に指定されている千葉県旭市沖で、基礎調査に着手する。洋上風力発電設備の基本設計に必要となる海底地盤を調査するもので、業務の予算規模は45億円を上限とする。
経済産業省と国土交通省は2025年10月、再エネ海域利用法に基づき、旭市沖の海域を準備区域に指定した。沿岸から約3km沖合の海域となり、銚子市沖に隣接している。
この海域は「セントラル方式」による調査対象区域にも選定された。国は構想の段階から政府や自治体が関与し、より迅速・効率的な調査を実施する「セントラル方式」を導入しており、その一環として、2023年度からJOGMECが調査を実施している。
国は都道府県に対し、JOGMECによる調査の希望を確認したところ、8区域から希望があった。有識者で構成する第三者委員会の意見を踏まえ、旭市沖を含む3区域を新たに調査対象区域に選定した。
JOGMECは、旭市沖の基礎調査業務について、企画競争の手続きを開始した。風車の設置位置や間隔などの検討に必要となる海底地盤を調査する。契約期間は27年10月まで。
応募資格として国の競争参加資格「役務の提供等」の「調査・研究」でA、B、Cの資格があることなどを求めている。21日に東京都港区の東京本部で説明会を開く。提出された提案書を審査し、最も評価点の高い者を契約先候補者に選定する。
県内では、洋上風力発電の導入に向け、再エネ海域利用法に基づき、銚子市沖が促進区域、いすみ市沖と九十九里沖が有望区域、旭市沖が準備区域にそれぞれ指定されている。旭市沖では、国が促進区域の指定に関する可否を判断するため、協議会を通じて具体的な協議を進めていく「有望区域」の早期指定を目指している。
