キャンプ場整備でプロポ 設計・施工・管理運営一括(宮城県 栗原市)
[2026/1/21 宮城版]
栗原市は20日、「栗駒山観光交流拠点施設整備事業」の公募型プロポーザルを公告した。同事業は栗駒耕英地区にキャンプ場を整備するに当たり、設計・施工・維持管理・運営を一括したDBO方式で進める。プロポは事業実施の民間事業者を選定するもので、2月4日まで参加意向申出書、3月3日まで企画提案書を受け付ける。同事業の提案上限額は税込2億円で、維持管理・運営業務の経費は含まない。
事業の目的は観光誘客、住民の健康増進、地域情報発信機能を強化することで、栗駒耕英地区の交流とにぎわいを再生し、地域活性化と観光振興を図ること。
事業の対象地は栗駒耕英東で、敷地面積約4.3haのうち、1.7ha。既存の市高原創造センターや市栗駒コテージを活用しながら、キャンプ場機能や一次避難施設機能を備えた観光交流拠点施設を一体的に整備する。
既存の建物は、センターハウス(市高原創造センター)1棟、コテージ客室棟7棟、イワナ加工場1棟、イワナ養殖池、防火用水池。
事業の対象範囲は、設計業務、建設工事、維持管理・運営業務。設計業務は敷地内の造成と施設の詳細設計、既存建築物・設備の改修設計、測量などを行う。建設工事は敷地の造成工事、既存建築物・設備の改修工事などを実施する。
事業期間は、設計と工事の基本最長工期が2028年3月15日まで。維持管理・運営期間は供用開始から38年3月31日までの約10年間。
プロポの参加資格は、単体企業か複数の構成員から成る連合体。連合体は代表企業、設計企業、建設企業で構成する。
主な要件を見ると、設計企業は県内に事業所を置き、建築設計または測量設計(一般)の登録があることなど。建設企業は県内に事業所を置き、建築一式工事または土木一式工事がS等級かA等級であることなど。
市の入札参加資格名簿に登録されていない者が構成企業として参加する場合は、必要書類を提出し、事前登録審査の結果、登録者と同様の資格が認められた場合、参加可能となる。
審査項目は[1]事業者の能力[2]基本要件[3]対象敷地内の造成[4]センターハウスの改修整備[5]イワナ加工場の改修整備[6]独自に配慮した点──とする。
プロポによる選定事業者は指定管理者として施設の維持管理を担う。
今後のスケジュールは、27日に現地説明会を開催し、参加意向申出書を受け付けた後、2月10日に参加資格確認の結果を通知、3月3日まで企画提案書の提出を求め、同月上旬に審査し、結果を通知する予定。指定管理候補者の選定審査は3月中旬に行い、同月下旬に結果を通知する見通し。
それ以降は4月に基本協定、6月に設計・施工一括請負契約と指定管理者協定を締結し、設計・工事を経て、28年5月の供用開始を目指す。
民間事業者の収入は▽市が支払う設計と工事の対価▽施設と設備の利用料収入▽自主事業と運営で得られる収入──で構成する。
栗駒耕英地区にはキャンプ場がなく、地域住民やアウトドア利用客から整備の要望があった。市は要望を受け、復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)に委託してキャンプ場整備の基本計画を策定した。
