普通建設費に約42億円 道路新設費など手厚く 26年度予算案を公表(宮城県 登米市)

[2026/1/31 宮城版]
 登米市の熊谷康信市長は30日、記者会見を開いて2026年度の予算案を発表した。一般会計は前年度比3%増の511億1234万円とする。普通建設事業費は同26.3%減となったものの東部学校給食センター施設整備事業費や道路新設改良事業費などを確保し、42億円台となった。予算案は来月2日開会の市議会2月定例会に提出する。

 普通建設事業費の内訳は、補助事業が32億6165万円、単独事業が9億2553万円で、残りが国営事業負担金など。補助事業については前年度比約21%の減で、継続事業である米山地区の公共施設複合化整備事業の年割額変更などが影響した。

 米山の複合施設については、渡辺土建・浅野工務店特定JVの施工で昨年4月に着工。工期は26年度末まで。関連する米山公民館などの解体工事や外構工事を27年度に発注する予定だ。

 道路新設改良事業には6億5942万円を措置。内訳は工事費5億6360万円、委託費5120万円などで、市単独事業として12路線、補助事業(社会資本整備総合交付金)として4路線を対象とする。新規で北沢裏線(津山町、延長380m)と高森とど台線(石越町、延長380m)の測量設計に着手する。

 東部学校給食センターの整備事業には、26年度の事業費として計11億8596万円を予算化。内訳は、建設工事費(建築・電気・機械)に11億7760万円、工事監理委託費に820万円など。25年度予算で継続費を設定しており、年度内に工事の入札公告を見込む。

 新規事業となる消防防災センターZEB化等調査事業には、調査委託費1212万円を計上。エネルギー量削減と温室効果ガス排出抑制を図る目的で、エネルギー消費量やCO2排出量の検証、設備改修、再生エネルギー設備などの導入を検討する。26年度に基本設計(調査)をまとめ、27年度に実施設計、28年度に改修・更新工事を予定する。

 一般会計にはこのほか、市道舗装補修事業に2億2020万円、米山こども園施設整備事業に工事費5270万円を付けた。こども園は園舎屋根・外壁塗装などを施工する。仮称・地域交流センター整備事業には継続費を付けていた実施設計や調査業務委託費などを予算化した。

 一般会計以外では、水道事業会計で保呂羽浄水場の再構築事業に16億5009万円、配水管整備事業に5億5460万円を措置。下水道事業会計では、処理場施設更新事業に計6億7612万円、汚水管渠更新工事業に1億8299万円などを措置。県主導のみやぎ県北広域汚泥肥料化事業の負担金1004万円も新たに盛り込んだ。

事業費が約18億円に増 東部学校給食センター

 同市は30日、2025年度の一般会計補正予算案を公表した。主に東部学校給食センター施設整備事業に設定していた継続費を補正している。事業費は5億1036万円増の18億3089万円とし、事業期間を当初の25.26年度から、25~27年度の3カ年に変更。予算可決後、3月までの入札公告を目指す。開札・契約は26年度にかかる見通し。

 事業費の増は人件費や資材費の高騰によるもの。事業期間は交付金の配分状況を踏まえ延長する。3カ年の事業費の年割額は25年度が9771万円、26年度が11億8580万円、27年度が5億4737万円とした。

 継続費の変更に伴い、今回の補正で工事費など計4億1716万円を減額している。

 4つの施設を統合する新しい給食センターは中田町宝江地区に新築する。新施設はS造平屋1700平方m程度の規模で、一日あたり約2500食を提供できる能力を持たせる。

 設計は小野建築設計(登米市)がまとめているところ。建設工事は建築・設備の分離・一括発注などを今後、決定する。

■登米市の会計別予算26年度 (単位:万円)
予算項目 予算額 前年度比(%)
一般会計 511億1234 3.0
うち、普通建設事業費 42億4488 △26.3
うち、災害復旧事業費 3,000 0.0
水道事業会計 50億8562 △13.6
うち、建設改良費 26億2236 △25.3
下水道事業会計 52億0543 △0.2
うち、建設改良費 11億6869 △12.3
予算総額 919億7688 △0.2
※1万円未満切り捨て

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