新年度は実施設計 温水プール 延べ面積2000平方m程度を想定 概算事業費に約18-22億円(阿見町)

[2026/2/4 茨城版]
 阿見町は、阿見中学校敷地内に温水プールの整備を計画している。現在は横須賀満夫建築設計事務所が基本設計業務の策定作業を進めている段階。委託額は2160万円(税抜き)。施設には温浴施設とトレーニング室を併設し、延べ面積は2000平方m程度を想定。2026年度は実施設計に取り掛かり、27-28年度の2カ年で建設工事を実施する。概算事業費は約18-22億円を試算している。

 建設地は中学校敷地内の東側に位置するテニスコート。学校区児童館(解体予定)、学校区児童公園などが隣接している。第1種住居地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。上水道、下水道、電気、都市ガスが整備済み。

 基本計画によると、建物にはプールのほか、温浴施設(浴槽、洗い場、脱衣所)、トレーニング室などを配置する。プールは25m×7レーンと入水スロープを確保し、プールサイドなどを含めて790-840平方mを計画。水深はメインレーンが1m、低床レーンが0.7mとする。学校授業と一般利用がメインとなるため、日本水泳連盟の公認に必要な観客席や計時機器は整備しない。

 また、面積の確保と稼働率の低さが見込まれるため、幼児用プールは設置しないことを基本とする。ジャグジーの設置はコストや面積を踏まえて今後検討していく。

 温浴施設は浴室や更衣室、トイレなどで390-480平方mを検討。外気や日光を取り入れる設計を予定する。露天風呂やサウナについては間取りの制約などがあることから、動線の確保を優先した上で設計段階で決めていく。

 トレーニング室は60-100平方mを想定。プールと温浴施設を優先しつつ、ジムとダンススタジオを別に設けることも候補にあがる。

 このほか、事務室・監視室は70-100平方mとし、職員用の休憩室と更衣室、給湯室などを設ける。監視室はプールサイドに行き来ができる形とする。

 機械室・倉庫は200平方m程度を検討しており、詳細は設計段階で精査する。施設には屋外の屋根付きスペースを導入し、児童・生徒の集合場所や送迎バスからの乗降に利用。駐車場は80台程度を整備する。

 運営にあたっては指定管理者制度を採用。運営経費は年間5000万円から1億円程度を見込んでいる。

 今後のスケジュールとしては26年度に実施設計を策定し、27-28年度で建設工事を進める計画。学校授業での使用は29年度から開始する。なお、実施設計と監理業務の委託方法は未定とのこと。

 温水プールの整備は学校施設のプールがいずれも完成後35年以上が経過し、修繕や維持管理コストの増大を見込んでのもの。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.