工業団地拡大を検討 第2次マスプラ 都市計画道路の整備促進(稲敷市)

[2026/2/5 茨城版]
 稲敷市は、第2次都市計画マスタープランの素案を策定した。主要施策では工業団地の需要を踏まえた用途地域の拡大を検討。道路では市街地内の危険箇所の解消や都市計画道路の整備を推進する。公園は施設の維持・保全に取り組むとともに、必要に応じて統廃合や多用途への転用を計画。公共施設跡地の利活用と連携した子育て支援住宅の整備などにも取り組む。

 土地利用方針として、市街化区域では江戸崎市街地・新利根市街地における宅地化の促進、低・未利用地の活用を図り、居住環境と商業環境を創造。既存の工業団地の隣接地では用途地域の拡大を検討する。圏央道IC周辺や幹線道路沿道では交流環境の優位性を活かした土地利用を推進するため、地区計画の活用も視野に入れる。

 拠点づくりでは道路交通環境や成田空港に近接する位置特性などを活かし、産業機能の集積を目指す。本庁舎と周辺地域では生活利便機能や地域交流を促進する機能を誘導。東支所周辺では公共施設の再配置や利活用を通じて、地域コミュニティの支えとなる拠点づくりを進める。

 道路ネットワークでは圏央道江戸崎PAの利活用、IC周辺の開発などを推進。市街地を通る生活道路は交差点改良や幅員極小区間の拡幅改良を行う。都市計画道路は過年度に実施した再検討調査に基づき、存続する方針とした路線・区間について整備促進に努める。

 公園・緑地ではバリアフリー化や防災機能の付加などを進める。必要に応じて統廃合や多用途への転用を検討。新利根総合公園、江戸崎総合運動公園、桜川総合運動公園、東総合運動公園は公共施設の統廃合方針と整合を図りながら、施設の整備・充実を想定。

 上水道では施設の維持管理を適切に行うほか、水源の確保や水質の適正化、受水量の把握に努める。下水道では既存施設の維持・長寿命化、合併処理浄化槽の設置促進に向けた取り組みを進める。河川では水路沿いの緑化や遊歩道整備などにより、市民が親しめる空間を創出する。

 景観の保全では生活環境の向上を図りながら既存集落を集約しつつ、開発の抑制や農地の保全を図る。公共施設や商業施設が集積する江戸崎市街地は歴史景観を核にしたまちづくりを推進。

 防災では河川改修や排水設備、雨水貯留施設の整備を計画。液状化による被害を軽減するため、地盤データの収集・整理と地盤改良の検討を進める。市街地では建築物の不燃化を促進し、ブロック塀の除却などを行う。

 住宅では居住環境の維持・保全に向けて、地区計画の活用を検討。若年層の定住促進を図るため、子育て支援住宅や医療・介護と連携した住宅の整備を施す。市営住宅は老朽化が進んでおり、長寿命化計画に基づき、維持管理を行う。

 このほか、まちづくりを持続可能なものとするため、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進などを予定。公共施設の整備・管理では指定管理者制度やPFIなど民間資金の活用について検討する。

 計画目標年次は2045年で、目標人口は2万5000人。市はマスタープラン案の策定にあたり、2月12日までパブリックコメントを実施している。

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