藤原図書館など解体 今市市街地で都市再生計画(日光市予算案)

[2026/2/13 栃木版]

 日光市(瀬高哲雄市長)は、2026年度当初予算案を明らかにした。一般会計は前年度当初から3.6%増の487億5000万円で、過去最大規模を計上した。このうち普通建設事業費は、8.9%減の37億6821万円となっている。主な建設関連の事業は、鬼怒川温泉駅前再整備で藤原図書館と藤原総合文化会館の解体に着手し、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合事務所は移転を進める。今市中心市街地活性化では、基本構想や都市再生整備計画を策定。銅山観光事業ではステーション改修工事などを進め、足尾デイサービスセンターや足尾診療所は工事を推進して27年4月の開所と開院を目指す。 =2面に主要建設関連事業と予算額

 新年度の主な事業をみると、総務費では公共施設マネジメント推進費の新規事業として、鉄柱等工作物点検業務で夜間照明などの点検を実施する。空調設備を更新する事業には、公共施設5施設で8000万円を計上。公共施設のLED化では2億2000万円を予算化し、71施設で照明6417基を改修する。施設を廃止した中央コミュニティセンターは、970万円を計上して解体設計を策定し、27年度の解体工事に備える。

 民生費では、足尾デイサービスセンターの整備工事と工事監理業務に1億5983万円を計上し、27年度の開所を目指す。おひさま保育園に統合したしばやま保育園とせせらぎ保育園は、解体に向けた設計費と工事費などに1億1165万円を盛り込んだ。

 衛生費は、斎場費から6301万円を充当し、男子トイレ洋式化改修工事や駐車場舗装補修工事などを実施する。新規事業は、本庁舎への太陽光発電設備設置の設計監理と工事費などに6236万円を計上し、また中宮祠出張所でもフレキシブル発電設備設置工事を行うなど、カーボンニュートラルの取り組みを推進する。 クリーンセンターは、長寿命化の継続事業で25年度から工事に着手しており、26年度は1億7900万円を計上している。

 農林水産業費は新規事業で、農山漁村地域整備交付金を活用して1250万円を計上し、林道舟石線のモルタル吹付工事を実施する。奥鬼怒線は、片桟橋橋梁補修工事と落石防止網設置工事に1億円を予算化。継続事業で整備を進めている林道奥鬼怒線女夫渕橋補修工事は、引き続き26年度も1億5000万円を計上する。

 商工費は、新産業団地適地選定調査を実施して、他の林地や農地などの候補地を探る。鬼怒川温泉駅前再整備事業は4757万円を計上し、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合事務所の移転補償費やアドバイザリー業務委託に充当する。観光施設は、劣化で傷んだ霧降高原キスゲ平園地レストハウスの外壁改修工事などに1億7364万円を計上した。

 土木費のうち、急傾斜地崩壊対策事業負担金は上鉢石町地区など6カ所に9734万円を計上した。道路関係は公共施設等適正管理推進事業として、長寿命化計画に基づく舗装補修工事8路線と、側溝補修工事7路線に1億3810万円を計上する。社会資本整備総合交付金の道路整備事業には3億8770万円を計上して、このうち市道大沢~大渡線に1億4000万円、市道森友~芹沼線は1億7000万円を配分する。

 橋りょう等維持補修費では、開運橋の補修工事に継続費を設定し、26年度は8000万円を計上する。街なみ環境整備事業は、東町地区と西町地区の整備に5901万円を予算化。立地適正化計画推進事業は、今市中心市街地活性化に向けたまちづくり基本構想や都市再生整備計画を策定するほか、上今市駅前や下今市駅の南の道路などの設計も進める。

 市営住宅維持管理費は、長寿命化のための改修や老朽化による解体などを進めており、このうち松原住宅2・10号棟外壁改修事業には2億2000万円を計上する。

 教育費は、日光小で外壁および屋根防水改修工事を行うほか、引き続き小中学校の特別教室のエアコン設置で設計や工事を実施する。また、藤原図書館と藤原総合文化会館の解体は2カ年で工事を実施し、26年度は7984万円を計上する。

 小来川公民館の整備は8850万円を計上し、継続事業を26年度で終了する。今市図書館は外壁などの改修工事に、8000万円を予算化。また新規事業として、夜間照明施設現況調査業務を実施し、南原小では夜間照明のLED化へ1900万円を計上する。

 特別会計は、診療所事業が101.9%増の3億7914万円、温泉事業が1.7%増の9243万円、銅山観光事業が18.7%減の2億0147万円となり、企業会計は水道事業が2.9%増の35億2061万円、下水道事業は5.5%減の42億0872万円となった。

 診療所事業は、27年度に足尾診療所を開院するため、工事監理と改修工事で1億3400万円を計上した。銅山観光事業は、ステーション改修工事に伴う線路内歩行用足場仮設工事やLED化工事負担金などに2088万円を計上。銅山観光施設再整備事業ではステーション改修工事に8000万円、サイン設置工事に1200万円を予算化している。

 水道事業は、浄水場施設更新事業に1億4710万円、配水管布設替事業に4億9300万円、配水管布設事業に9750万円を計上する。下水道事業は管渠整備事業に2億8222万円を計上し、流域下水道建設費負担金には1億2845万円を計上して、鬼怒川上流流域下水道の建設費を負担する。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.