新年度から改修工事 アジュール跡地 概算事業費に約14億円 学びの多様化施設を新設(守谷市)

[2026/2/14 茨城版]
 守谷市は、2026年度から松ケ丘六丁目市有地(旧結婚式場ウエディングヒルズアジュール)の改修工事を実施する。劣化度調査の結果、構造躯体に著しい劣化を認めなかったため、既存施設の活用を決定。内部には教育委員会事務室が移転するほか、新たに学びの多様化学校を設置。設計・工事に係る概算事業費は13億7385万9000円と試算している。13日に開催した市議会の特別委員会で市執行部が明らかにした。

 旧アジュールは04年の建築。構造は旧結婚式場がS造2階建て延べ面積3255平方m、事務所棟が同328平方m。躯体に目立つ劣化がないことから、躯体以外の部位や電気・空調設備、排水管などを改修する。調査業務は夏山建築設計事務所(東京都品川区)が担当している。

 利活用案によると、改修後の施設には教育委員会事務室(学校教育課、教育指導課、生涯学習課)と総合教育支援センター、学びの多様化学校、守谷市スポーツ協会事務室を配置。全体の利活用面積は2095平方mを計画している。

 このうち、教育委員会の移転は職員数の増加に伴う事務スペースの狭あい化によるもの。22年度に庁舎の増築工事を計画した際には事業費を約20億円と試算。近年の物価高で2倍以上となる可能性があり、旧アジュールの改修で経費を抑制する。

 学びの多様化学校は在籍校に通うことが困難になっている生徒のための施設。けやき台中学校の分校として開設する予定で、市内全域の生徒が対象。普通教室や実習室、フリースペース、職員室、相談室、配膳室などを盛り込む。床面積は約480平方mで、受け入れ人数は最大40人程度を検討。

 改修の概算事業費は13億7385万9000円を想定している。内訳は建築工事が5億9433万円、電気設備工事が4億5512万9000円、機械設備工事が2億4329万8000円、エレベーター工事が355万2000円、実施設計・監理業務委託料が7755万円(いずれも税込み)。

 今後のスケジュールでは26年度当初予算案に設計・工事費(2カ年継続)を計上。26年度前半から実施設計に取り掛かり、早ければ年度後半から工事を開始する。27年4月以降に教育委員会とスポーツ協会事務室を移転。学びの多様化学校の開校は28年4月を目指す。

 なお、厨房やチャペル、駐車場の一部については民間による利活用を視野に入れる。

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