新庁舎建築一式を公告 2~3社JV結成求める(宮城県 加美町)
[2026/2/17 宮城版]
加美町は16日、新しい役場庁舎建設のため、建築一式工事の一般競争入札を公告した。県内に事業所を有する2~3社のJV結成を求めており、期日までに申請を済ませれば入札参加資格登録がない事業者も入札に参加できる。3月2日まで持参による申請書を受け付け、同23日に開札する。
JVの代表者、構成員共通の入札参加要件は、県内に事業所を有し、経営事項審査の建築一式工事の総合評定値が950点以上、または、850点以上で一級技術者が7人以上いること。JV結成に当たっては、1社以上の構成員の本社所在地が町内であることも求める。代表者は、2016年4月以降の公共工事で延べ5000平方m以上の建物の新築、増築、改築を元請けとして担当したことも要件。
町の24.25年度の入札参加登録をしていない事業者は、3月2日までに登録を済ませ、入札に参加する。
新庁舎は、矢越地区の国道457号と国道347号・町道田川平柳線の交差点北東の敷地1万5629平方m内に建設する。向かいには「クスリのアオキ加美店」がある。建物はS造一部木造3階建て延べ5185.48平方mの規模。
今回の発注では、建築、電気設備、機械設備、昇降機設備、外構の各工事を行う。工期は28年3月31日まで。予定価格は29億9520万円。設計は東北設計計画研究所(仙台市泉区)・E・I・S設備計画(同青葉区)設計JVが担当した。
「町つなぐ拠点」テーマに
町は役場の移転新築に向け町民らとグループワークを行い、新庁舎のテーマを「町をつなぐ拠点ホール」に決めた。西風が強い土地柄から、東側にメインエントランスを設け、「大屋根」と「大庇=裳階(もこし)」で日射を抑制する。災害時の防災拠点としての機能も担うため、太陽光発電などの自然エネルギーを活用し、省エネ機能を高め「ZEB Ready」の取得を目指す。「行政と町民をつなぐ拠点」を意識して交流の場、イベントの場としても使える官民連携可能な地域共創型の庁舎をつくっていく。
建物はL字型。1階は執務室と町民の共有スペースとし、共有スペースは中央にイベントを行う土間のような空間と、アトリエなどのコンセプトルーム4室を設ける。2階は執務室と役場職員向けの多目的室2部屋と休憩室を配置。3階は議場と議員控え室のほか、町民が使える創造会議室とする。3階からつながる屋上部分には設備スペースを設ける。
外構としては、庁舎東側に来庁者・職員用の駐車場と車寄せ、西側に公用車用駐車場と調整池、南西側に憩いの広場と調整池をそれぞれ配置する。駐車台数は約305台。浸水対策として、敷地全体に盛土をしているが、庁舎1階部分のフロアレベルを高く設定する。
28年度から供用を開始し、28年度は現庁舎の解体を予定している。
