芝山町岩山地区に産業用地整備へ 県議会で代表質問始まる(千葉県)

[2026/2/18 千葉版]
 2月定例県議会の代表質問が17日に始まり、實川隆県議(自民党)が県政運営の課題をただした。熊谷俊人知事は、成田空港周辺で産業拠点としてのポテンシャルが高まっているため、芝山町の岩山地区で、県が産業用地を直接整備していくとともに、組織体制を強化する考えを表明した。

 代表質問で實川県議は、成田空港を核とした産業拠点の形成に向けた取り組みや、成田空港周辺で計画している産業用地の検討状況などを質問した。

 成田空港の拡張事業や圏央道をはじめとする広域道路ネットワークの整備・進展などにより、企業の立地ニーズが高まっている。県は成田空港周辺やアクアライン着岸地など、県の経済をけん引していくことが期待される地域を対象に企業の立地動向などの調査・検討を進めてきた。

 産業拠点の形成に向け、産業用地の確保などを戦略的に取り組んでいくことが急務となっているため、総合企画部に担当部長と産業拠点整備戦略課を新設する。新たな組織では整備手法の検討など、産業用地の確保に関する総合調整を担う。

 熊谷知事は、県経済をけん引する地域で、県による直接整備が適当と判断した特別な地区については、企業局による整備を想定しており、必要な準備を進めていく考えを示した。

 成田空港周辺では産業拠点としてのポテンシャルが特に高まっているため、物流や航空宇宙産業をはじめ、空港周辺への立地にメリットのある産業の集積に向けて、複数地区で産業用地の確保策を検討してきた。

 その結果、成田空港の航空機整備地区に近接し、空港会社が用地の一部を所有する芝山町岩山地区で、県が直接整備することを決定。熊谷知事は、具体的な整備手法の検討を本格化する考えを示した。

 これ以外の地区についても、産業用地の確保策について引き続き検討していく。2026年度当初予算案に測量や調査などの費用を計上している。

 熊谷知事は、成田空港を核とした産業拠点の形成を推し進め、県内経済の活性化、国の産業競争力の強化を目指していく考えを示した。

 實川県議は、産業拠点の形成に当たり、将来を見据えて戦略的に取り組んでいく必要があると強調。「県全域の経済活性化が図られるよう、将来的には成田空港周辺だけでなく、県全体のビジョンを持って取り組んでほしい」と求めた。

 午後には竹内圭司県議(立憲民)が登壇し、産業用地の整備や無電柱化推進計画の進ちょく、県営水道事業など17項目をただした。

 今後の登壇者は次の通り(質問順、敬称略)。
 【代表質問】
 ▽2月18日=仲村秀明(公明党)、谷田川充丈(千政団)▽2月19日=加藤英雄議員(共産党)
 【一般質問】
 ▽2月19日=川村博章(自民党)、宮川太(自民党)▽2月20日=瀧田敏幸(自民党)、鈴木和宏(公明党)、宮坂奈緒(自民党)、野田宏規(自民党)▽2月24日=高橋祐子(自民党)、雨宮真吾(自民党)、川名康介(自民党)、秋山陽(立憲民)▽2月25日=小川としゆき(自民党)、榎本怜(野田民)、加藤裕太(無所属)、保坂康平(千政団)▽2月26日=守屋貴子(立憲民)、森岳(自民党)、坂下しげき(自民党)

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