雨水調整池に工事費 26年度予算案は骨格編成(宮城県 亘理町)

[2026/2/21 宮城版]
 亘理町は20日、町議会3月定例会に提出する2026年度予算案を公表した。5月に町長選を控え骨格編成ながら一般会計は前年度比3.4%増の156億7400万円とした。普通建設事業費は補助事業費が減となったものの18億3946万円を計上し、町道南鹿島線改良の実施設計費を盛り込むなどした。企業会計では上水道に配水池、下水道に調整池の築造工事費を付けている。町は25日に開会する定例会に予算議案など22件を提出する。

 一般会計は、骨格編成ながら人件費や物件費といった義務的経費の増により微増となった。新規事業の経費などは選挙後の6月補正予算で追加計上する見通し。普通建設費は、確実に実施する事業の経費のみを措置しており、内訳は補助事業が2億6185万円、単独事業が15億3172万円など。前年度と同様に債務負担を組んでいる給食センターの設計建設管理業務委託費約9億円が押し上げている。

 道路改良を計画している都市計画道路南町鹿島線には、実施設計委託費4600万円を措置。起点側で未整備の延長550m区間について幅員16mに広げる計画だ。基本設計を国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)がまとめた。着工は用地取得の手続きなどを経て、29年度ごろを見込む。

 このほか道路関係では、町道維持管理等業務に3410万円、除雪業務に610万円の委託費を計上。道路改良事業には町道鹿島堰添線と浜道北疣石線の2路線に工事費2770万円、防災安全交付金事業には袖々沢若宮線ほか1路線の舗装工事費に5500万円を付けた。

 橋梁のメンテナンス関連として、鳥屋崎橋ほか6橋の補修に工事費3900万円を計上。委託費は2100万円を措置し、町内66橋の点検・長寿命化計画策定業務とマリンレインボーブリッジの詳細設計業務に充てる。

 教育施設関係では、渡小学校トイレ改修など3件に工事費6543万円を措置。中学校には債務負担を組んでいた逢隈中のトイレ増築工事費2億6107万円を予算化した。施工は阿部春建設(亘理町)が担当している。

 特別会計の工業用地等造成事業予算案は、仮称・亘理インター新産業団地の整備に向けた用地取得費8億1896万円を計上したため、前年度約4倍の規模となった。逢隈中泉地区の約22haを造成する計画だ。早ければ26年度中の造成着工、29年度の分譲開始となりそうだ。

 企業会計では、水道事業の建設改良費が同比23.6%減の4億9121万円。吉田西配水場の配水池築造には工事費1億2000万円を計上し、期間を26~27年度とする限度額4億円の債務負担も組んだ。PC造の容量600立方m規模の配水池を設置する。

 下水道事業の建設改良費は同比70.2%の大幅増。中央第14-1号雨水幹線貯留施設の工事費5億6800万円が押し上げた。町中心部の南町地区の浸水対策として貯留容量3200立方mの調整池を築造する。このほか亘理第2-10号汚水幹線などの実施設計費4000万円も付けた。

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