葛南地域で庁舎再整備 延べ8500平方m規模の合同庁舎建設へ(千葉県)
[2026/3/5 千葉版]
千葉県は葛南地域で庁舎の再整備に乗り出す。点在する地域振興事務所や土木事務所など4施設を集約し、船橋市内の県有地に7階建て延べ8500平方m規模の合同庁舎として再整備する計画。2026年度から設計を進め、31年度の供用開始を目指す。建設費は約82億円を概算している。
26年度予算案では新規事業として葛南合同庁舎再整備事業を盛り込んだ。地歴調査で600万円を計上するとともに業務2件で債務負担を設定。限度額は新庁舎基本・実施設計など7億1100万円、仮設庁舎設計など3300万円とする。
葛南地域では、地域振興事務所や土木事務所など、県の出先機関が点在しており、施設の老朽化や狭あい化が課題となっている。防災機能の強化や利便性の向上を図るため、施設を集約した新庁舎を建設する計画だ。
集約化の対象となる庁舎は、葛南地域振興事務所、船橋県税事務所、葛南土木事務所、葛南教育事務所の4カ所となっている。
建設予定地は消費者センターと葛南土木事務所高瀬分庁舎の県有地約5000平方m。JR南船橋駅から南東約500mの場所で、県立船橋高等技術専門校の北側に位置している。
施設の構造・規模はRC造7階建て延べ8500平方m規模を想定。建設予定地が海沿いのため、高潮や液状化などの災害に備え、浸水対策として1階フロアを通常よりも高くする。基礎杭により建物の安定性を確保するなど、災害時にも防災施設として役割を果たせる庁舎を目指している。
県総務部資産経営課によると、28年度に既存施設の解体工事を実施する方針。29年度から新庁舎の建設工事を進め、31年度の供用開始を予定している。
新庁舎の建設に伴い、消費者センターは県企業局幕張庁舎(千葉市花見川区)に仮移転する。葛南土木事務所高瀬分庁舎は県葛南港湾事務所(船橋市)の敷地内に仮設庁舎を整備する方向で検討している。
開会中の定例県議会で前田敏也総務部長は、執務環境を改善することで業務の効率化が進むとともに、県民サービスの質の向上につなげたい考えを示している。
葛南合同庁舎は「千葉県県有建物長寿命化計画」の整備計画でII期(23年度~27年度)に着手する施設として位置付けられている。
