文化ホール大規模改修 月内に設計委託(習志野市)
[2026/3/6 千葉版]
習志野市は、閉館した文化ホールについて、大規模改修工事の準備を進めている。文化ホールと併設した旧モリシア津田沼の再開発について、部分的な再開の可否など、3月中旬に野村不動産(東京都新宿区)が判断を示すことから、再開が決まった場合、月内に設計業務を随意契約により相和技術研究所(東京都品川区)に委託する方針だ。概算工事費は20億円。屋上防水改修工事は、2026年度に先行して実施する。
文化ホールは1978年に竣工した。規模はSRC造延べ6969平方m、ホール客席数は1475席。
主な改修箇所として、漏水が発生している屋上のほか、空調設備や舞台機構を想定している。旧モリシア津田沼の再開が決まった場合には、できるだけ早期に改修を進め、28年度中にも供用を開始する。暫定的な運営期間は、おおむね10年程度を見込む。
改修設計費として、12月の補正予算に限度額6950万円(別途税)の債務負担行為を設定するとともに、26年度の当初予算案に屋上防水工事費として5282万円を計上している。
相和技術研究所は、これまでも文化ホールの改修設計や調査・点検を担当している。
野村不動産は昨年5月、建築費の動向を含めた社会情勢を見通せないとの理由で、JR津田沼駅南口地区で予定している再開発事業の認可に向けた各種手続きを一時中断。旧モリシア津田沼については、部分的な再開の可否を含め判断するため、老朽化した設備などの調査を進めていた。
市は2週間に1回程度、同社と協議するなど連携を図っており、市街地再開発事業の一時中断が長期化する場合の対応として、商業施設の再開を強く求めている。
同社は、市街地開発事業を取り止める意思はないとしており、宮本泰介市長は、3月定例会の会期中に同社から今後の見通しについて報告があった場合には、議会最終日の24日に議会へ説明したいと話している。
モリシア津田沼は、旧第一中学校跡地に1978年開業した「サンペデック」を大規模リニューアルし、2008年にオープンした。モリシアは、モリ(森)とシア(幸せ)を組み合わせた造語で、緑あふれる施設をイメージしている。
地下3階・地上12階建て、習志野文化ホール含む延床面積は9万3632平方m。
