建設費120億円規模に リサイクルセンター整備(我孫子市)

[2026/3/10 千葉版]
 我孫子市が計画しているリサイクルセンターの整備事業について、建設費が当初想定より大幅に膨らんだことがわかった。予定価格を120億円程度に抑えるため、整備内容や要求水準書の見直しを進めており、募集要項の公表は当初想定していた4月より遅れる見込み。6月の補正予算案に債務負担行為を設定し、事業費を確保する方針だ。

 事業内容の見直しは、市議会定例会の一般質問で、大井一郎環境経済部長が明らかにした。

 市では、旧クリーンセンターを解体した跡地に、不燃や粗大ゴミ、プラスチック、空き瓶・空き缶などを処理するリサイクルセンターを整備することを計画。昨年11月に実施方針案と要求水準書案を公表した。

 事業手法はDBO方式、運営期間は20年間。1日当たりの処理能力は25.5t。

 当初想定では、2月に実施方針、4月に募集要項を公表し、11月の審査を経て、12月の落札者決定、2027年3月の契約締結を見込んでいた。整備事業者の選定方式は総合評価型・一般競争入札、設計・施工期間は27~29年度の3カ年。

 昨年10月にプラントメーカー5社に見積もりを依頼したところ、見積り価格の平均値は133億円で、昨年4月時点の概算事業費97億円から大幅に増額することがわかった。そこで、市では、予定価格を120億円程度に抑えるため、整備内容や要求水準書の見直しを進めている。

 市職員諸室や見学者設備、太陽光発電設備など、ごみ処理に直接関係ない設備を削除するよう精査を進めているほか、参加要件については、入札の競争性を確保するため、市の計画処理量と同等以上の案件を受注したことが確認できたプラントメーカー12社のうち、市の入札参加資格名簿に登録がある7社すべてが参加できる資格要件とする方向で検討している。

 運営業務委託費については、国庫補助金や起債などの特定財源を充当することができないことから、可能な限り費用の低減ができるよう委託内容を精査し、物価変動を考慮した契約内容とする方針だ。

 発注支援業務は国際航業(東京都新宿区)に委託、旧クリーンセンターの解体と土壌汚染対策工事は、村本・板橋特定建設工事共同企業体が担当している。

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