市立病院改修に13億円 26~28年度/病棟中心に環境改善(宮城県 塩釜市)

[2026/3/10 宮城版]
 塩釜市は、市立病院の改修工事に着手する。2026年度予算案に工事費4億8740万円の計上と、限度額8億7300万円の債務負担(27~28年度)を設定する。設計を踏まえてトイレの全面改修などを追加して改修範囲を拡充し、概算工事費は設計前を10億円上回った。工事は予算可決後の早期発注、7月着工を目指す。

 老朽化に加え、隔離が必要な感染症対応が難しいため、病棟を中心に環境改善のため改修する。当初計画した壁、床、天井やトイレの内装改修、浴室のシャワー化に加えてトイレの全面改修、多目的トイレの新設、換気設備、自動ドア新設、ナースステーションや消防設備の改修などを追加する。

 空き病床を調整しながら改修を進めるため、工事期間は3年を見込んだ。改修設計は佐藤総合計画(東北オフィス、仙台市青葉区)で2月に完了した。予算案に概算工事費の13億6040万円を盛り込む。

 病棟は斜面に建設され、外来棟と別にRC造4階建てで建設された。東西2棟が並び建物概要はRC造4階建て延べ約1万0566平方m。東病棟にエレベーターがあり、東西棟は行き来ができる。西病棟は1959年の完成後、73年に増築し、延べ床面積は約1730平方m。東病棟は73年竣工で延べ床面積は約3243平方mとなる。

 築60年を超える西病棟は2004年の診断で補強工事の必要性が無いとされ、工事は実施していない。24年3月策定の経営強化プランでは、今後の災害に備えた対策が必要と明記した。必要な主な改修箇所には空調設備、給排水設備・重油タンク等、外壁・屋上防水、内装・外構、電気設備・厨房などを上げた。

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